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■2008年06月30日(月)  プロの研究者と自称研究者       編集長 朱
国立博物館の担当者に、奈良仏師の「宿院仏師」が生まれた時代背景
またその後の発展をお伺いしました。
「大和の風」も次第に中身が濃くなります。
物語の終わりに流しますので、ここで詳しく明かせませんが
研究者の発表の姿勢というものを感じました。
前回、うぶすなのゲスト番組に出演して、生放送で30分ほど語って頂きましたが
その後に判明した研究成果の発表になり、とても有意義なものとなりました。

「趣味の研究者」と、実際の「研究者」の違うところは
このように新しい情報が行き交う中に席を置き、常に自分の研究も発表し続けなければならないことです。
その中で、当然、かつての発表は否定されたり、継ぎ足されたりもしますが
それを受け入れて、若者たちの研究を支えていくことも、研究者の仕事なのです。
「自称研究者」の自説はやはり自説なのです。

■2008年06月29日(日)  宝蔵院流槍術を収録します。      編集長 朱
「大和の風」の小説と脚本を担当してくださる
此花(このはな)さくやさんの小説の下読みをするようになって
随分戦国時代の大和の実情を知ることができました。
資料さんの送ってくる年表だけで、よくこれだけの情報をかき集めて小説に組み立てられるものだと感心します。
作家の取材能力は並みではありません。
また地元の人間ならではの土地勘を生かしたり、風俗、伝承が随所にちりばめられて、小説世界の奥行きが広がっています。
だからこそ、付属資料として実際の研究者の声がぜひ必要で、ドラマ作りとは別の取材部隊が動き出しました。

「大和の風」は奥深いですよ。
本日は宝蔵院流の宗家のお話を収録します。
東京で実際に十文字槍を触って、重さを確かめて、槍持ちの伝習者の姿勢を見て
その感想を作者に伝えたり、赤膚焼の窯元や、国立博物館の担当者の取材日を押えたり
資料を送ったり
収録しながら、書きながら、取材しながら、進んでいます。
「大和の風」の収録、7月の7日の「台本26話」で
52話の、大長編の折り返し地点になりました。

もう半分。あと半分。
ようやく下り坂ですよ。
みんな、頑張ろうね!!

■2008年06月28日(土)  発送業務完了               編集長 朱
昨夜から発送業務に追われていました。
ようやく170ケ所の図書館、公民館に発送しました。
紙の茶封筒が、エコでなくてもったいないと感じていますが
大量のビニール袋をどこに発注すればよいのか
ご存知の方がいらしたら教えてください。

ともあれ、うぶすな到着をお待ちかねの方は、後数日のことです。
でも読者プレゼントの発送がまだなので
応募された方はもう少し待っていてくださいね。

今日は、奈良市内まで取材です。

■2008年06月27日(金)  ボランティア活動の壁          編集長 朱
東京イベントの成功で何が良かったかと言うと
「大和の風」に集う私たちの文化活動が、県や町にアピールできたことです。
ことに1300年事業の企画に、戦国時代として取り組む姿勢が評価されて
来年度に予定している「嶋左近顕彰会」創立や
「嶋左近まつり」へ大きな発展が期待されます。
などと記者らしい漠然とした伝え方ですが
つまりは予算の関係ではっきりとはしていません。
しかし細くながらも道が付いたことは確かです。

うぶすなは「議会」だの「行政」だのあまり当てにしてはいなかったのですが
今度のような大きな企画を立てて
「人力も費用もすべてこちら持ち」
では協力者に気の毒です。

うぶすなのボランティア活動の転機のような気がします。

■2008年06月26日(木)  「大和の風」25.26話の配信       編集長 朱
「大和の風」声優、収録、編集の皆様
いつも大変お世話になっています。
25話と26話を配信します。

収録日時  第一月曜日の7月7日の18時から、随時読み合わせと漢字指導
会  場  平群中央公民館 2スタジオが可能です。
3分スピーチ 放送の終わりに入れますので、原稿を用意していただくと便利です。

公民館に行って機械の状況を調べてきましたが
公民館の担当者も、ドラマの収録に参加することになりました。
ここで現場の技術を学べば、今後ともお互いの益になって
次作への挑戦がずっと楽になります。

東京イベントの成功は、個々の道が開けたことです。
やはりみずから動かなければ、チャンスは動きません。
実働の経費を惜しんでいては、未来は開かず、人も動きません。
時間に追われて、連絡に走って、締め切りまで迫って
でも無事にたどり着き、乗り越えました。
「やって良かった!!」
と、しみじみ思えます。 

■2008年06月25日(水)  東京イベント後半の報告        編集長 朱
後半の「大和戦国武将列伝」は雨にたたられましたが
奉賛舞いも、お師匠さんたちの邦楽と謡いも、さすがで
殺陣は全員が力が入って、メリと張りが際立っていました。
猪汁はユニークさが受けて、思ったより早くスッカラカンです。
まかないさんがしっかりアク出しをして、味噌風味で仕立ててくださったので
おいしいこと、おいしいこと。

その後は多度雅楽会東京奉楽所による「ライトアップ舞楽」。
目の前で、本当に目と鼻の先で、豪華でみやびな楽と舞いを拝見できました。
赤い欄干(らんかん)と緑の敷物、赤い毛氈(もうせん)がかもし出す
雅楽ワールドにハマって、しばらくあの独特なリズムが耳に残りました。
まったく贅沢な、プライベート雅楽でした。

翌日は雨。
午前中の「やっさんの紙芝居」は拍子木の音と
レトロな風情の紙芝居と、軽妙な語りが人の足を止めました。
そのまま会場に誘導して信貴山真言宗による「修験の儀式」と「山伏問答」。
次の信貴山寺管長の講演は会場を埋め尽くし
豆乳がベースの「鉄鉢汁」は豆乳ということで、年輩の方がおかわりをしていました。
夜はライトアップ舞楽、二晩続けてのご出演です。
9日間の最終日ということで、アンコールに「青海波」を舞ってくださいました。
解説も舞いも感激です。
会場の外は平群物産展。野菜や葡萄から売れていました。

後半は雨に負けましたが、参加者同士の交流会は盛んでした。
ビジネスにも繋がる方々もいて
文化を、地域から広域に発したというコンセプトは、一応は成功と言えました。
ここにご報告を申し上げます。

参加協力くださった、すべての方々に深く感謝を申し上げます。
本当にありがとうございました。

■2008年06月24日(火)  携帯が水没 !!
東京で携帯を洗面所で落として、画面が真っ暗。
ところが帰りの車中で復活して、付いたり消えたりでした。
帰宅したとたん、怒涛のような時間の濃さで仕事をこなして
電話のことなどすっかり忘れていました。
いや
電話が少ないことをいいことに仕事に没頭していました。

ようやく脱稿。
完成作をチェックしてメール発信して
電話が少ないことに気がつきました。
携帯は着信メールを告げるランプが点滅しています。
バカッとフタを開けると
着信歴が数十件…
それなのに着信音が鳴りません。
返信も開かない…
壊れていました。
今日は動けないので明日、携帯を購入します。

用件のある方は
固定電話かEメールでお願いします。

■2008年06月23日(月)  午前3時帰宅、仮眠3時間。      編集長 朱 
今朝帰宅しました。
仮眠してすぐ紙面づくりの修羅場です。
バソコンを見ながら、ついうとうと。
座りっぱなしだから腰が痛くて。
でも修羅場。
翌朝出稿なので、睡眠時間なし!

■2008年06月20日(金)  二度目の東京です。
10人分の高価な雅楽の衣裳と一緒に、トラックで出発します。
19時から出て、東京に着くのは翌朝。
いざ、お江戸に行かん!!

■2008年06月19日(木)  締め切りの修羅場に突入しました。  編集長 朱
東京の「大和戦国武将列伝」の、後半のイベント準備に20日の夜に発ちます。
それと締切が重なって、まったくの修羅場。
それなのに原稿が揃っていません。
目が吊り上ってしまいそうです。

■2008年06月18日(水)  蔵で収録体験、出るものなし      編集長 朱
今日は蔵で収録体験をしました。
過日取材をした信貴山の管主さんの前説と、トリ説を収めて
新しいあらすじを読みました。
原稿を読んでいると、ふと余計なことが頭によぎって、それで舌がもつれます。
意識すればするほど、その部分が気になって
どうでもいいところなのにスンナリ行きません。

よくこれでラジオのゲスト番組を持っていたものです。
単発物を数本上げて蔵から出ると、同じ室内なのにホッとします。
やはり密閉空間は精神衛生上よくありません。
役者さんが言っていました。
「日本家屋って、意味ないとこで薄気味悪いんですよね」
「あのぅ、本当に出てきませんか?」

…自分ちだから、暗闇の蔵の中でも平気で入るし
どこに何を入れたのか大体把握しているので、電気なくても平気です。
妖しいものと出合ったこともありません。

でも蔵での新体験、収録! 面白かったです。

■2008年06月17日(火)  24話までのあらすじ完了。       編集長 朱
24話までのあらすじを1話ごとに書き上げて、物語の最初につけるのですが
短い間に30分ものの物語を語り込むのは、けっこう大変です。
全部読み返さなければなりませんし、それに済んでしまったところを
もう一度手を入れるのは、とても疲れます。
でも長い物語ですので、1話づづ先週のお話をつけました。
お楽しみに。
午前3時です。
締切間際なのに自分の仕事が出来ません。
夜明けまで頑張るとしましょう。

■2008年06月16日(月)  24話+録り増し分、収録完了。     編集長 朱  
やはり収録班を二つに分けたのは正解でした。
蔵のスタジオは取り増し分(これは初期の脚本家が手抜きしたため)で
広い板の間は、新しい台本で盛り上がりました。
合戦シーンや撤退シーン、村人たちの悲鳴や怒号も
役者の頭数が多いだけに、なかなかよいものが収められました。

お昼には信貴山に協力をお願いして、信貴山真言宗の大勢の僧侶の読経と
管長様からは「歴史の豆知識」をうかがって収めました。
こうして地元の有識者の声を毎週はさむことで
「大和の風」は幅広く、奥深いものになるでしょう。

もうすぐ折り返しですが、公民館に設置された収録器械のメンテも気になって
いずれは公民館に戻らなくてはなりません。
また移動するのかと思うと気が重いのですが
器械購入には少しばかり責任を感じていますので、技師を育てるためにも
公民館の収録器を起こそうと思います。

■2008年06月15日(日)  東京イベント初日は大盛況!      編集長 朱
初日は私の露払いの講演で
2時からは、赤膚焼の小川一雅先生の講演と絵付け教室でした。
私も素焼きに絵付けをしてみましたが
見た目以上に難しくて、塗料がすぐ吸収されました。
参加した子どもたちは、夢中になってかわいい作品を作っていました。

翌日、つまり今日ですが昨夜の壮行会で3次会まで盛り上がっても
早朝4時5時には「狸汁」の仕込があります。
200食以上の、汁物というより精進煮込みを仕込み
お振る舞いのお椀やお箸の準備をして
宝蔵院の剣士たちは、日頃の鍛錬の賜物を披露していました。

大人の気迫と気合が日本庭園に流れて、なかなかの迫力です。
途中から見学者が増えて、とうとう会場の外から立ち見が出ました。
携帯で写真を撮る方、ビデオを回す方、デジカメで追いかける方
4メートル近い槍と鎌付きの槍が珍しかったのでしょう
槍術の体験教室も盛んで、たくさんの方が剣士たちに指導されていました。

その後の鍵田宗家の講演も分かりやすく、槍や武具の歴史など奥の深さに
熱心にメモを取る方が多くて
「大和戦国武将列伝」のイベントは初日から大成功です。

後は「狸汁」。
早朝から煮込んだ「狸汁=狸鍋」は根菜類が山盛りの精進料理なので
若いお嬢さん方まで
「おいしい、おいしい」とお代わりしていました。
本当に手前味噌ですが、たっぷりのコブとカツオの出しで贅沢な味でした。

戦国時代の汁物企画は大成功です。
講演も定員80名の会場に椅子を継ぎ足し100名を越え
用意していた大文字焼の大団扇100がすぐ底を着いて
汁物も200食以上がすぐになくなって、見本食まで食べていただきました。
次の週の「猪汁」「鉄鉢汁」の成功を予感できます。

後は剣士たちと一緒に大坂まで帰って
楽しいイベントでした。
さぁ、明日は収録です。
がんばろう!

■2008年06月12日(木)  15 日深夜に帰宅します。        編集長 朱
とうとう東京イベント9日間の「大和戦国武将展」が始まります。
これから半年間の毎日放送する「大和の風」は14日から始まりますが
午後の講演や、ゲストの赤膚焼の小川先生をお迎えするのに
朝から代官山に入って準備をします。
またNPOのことで名古屋のデザイン事務所と詰めなければならず
つまりは講演前日の13日から奈良を留守にして
収録や締め切りのために一旦帰って、また翌週の土・日に
東京に参ります。
短期間の2往復だけで疲れそうですが
みなさんが「大和の風」のために東京に集結するのですから
大いにがんばって行かねばなりません。

翌朝出発のため、しばらく雑感はお休みです。

■2008年06月11日(水)  耐久年数をはるかに越えて…     編集長 朱
蔵の電気がつきません。
昨日までついていたのに、スイッチが入らなくなりました。
日常はほとんど出入りをしない場所ですが、掃除や片づけで
昼なお暗い蔵の中で、一日に何度もスイッチを入れたり切ったりしたので
どこかがショートしたようです。
あまり古くてどこが原因か分かりません。
仕方がないので、電気スタンドを古タンスの上に置いて明り取りにしました。

しかし、自分の体温で室内が暑くなります。
扇風機を入れても埃が舞い上がるだけだし。
でも一応は板の間に掃除機をかけて
その上に毛布を敷いて、マイクスタンドを立てましたが
土壁は音も熱も遮断しますが、空気の流れも遮断します。
蔵の2階の窓は、突っかい棒式の窓で、時代を感じさせてくれますが
素朴に、クーラーのある公民館がなつかしい…

■2008年06月10日(火)  得て不得手があるのに…        編集長 朱
代官山での講演が近づいて、9日間の土・日4回に、2度も東京を往復しなくてはならず、計6日も奈良を留守にします。
その間にうぶすなの締切が入り
今週中に「あかりの里」の県文化祭参加の書類や、企画書を出して
東京で会う人たちや、時間的に会えなくなった方たちにも連絡します。

初日の14.15日のイベントの翌日には、第3月曜の収録が控えて
新幹線の中で「あらすじ」の原稿と、読み込みをします。
5分資料の取材予定もびっしり…

そんな超多忙人に、新しい携帯の使い方とデジカメの操作と
録画、録音まで望まれて、右往左往。

自分でできることは自分でする。
できないことは早急に行ってくだされば、こちらで手配します。
東京の記録は東京班で済ませて、できないところは
無理せずに、やりません。

完璧はプロに任せましょう。
長期戦のボランティアは、参加して意義があって
楽しいことが絶対条件ですから。

■2008年06月09日(月)  ホストが演じるホストの役は…     編集長 朱
知人のホストと酒を飲みました。
別にホスト遊びではなく、市場開発の相談です。
またハトマ島の仲間にも「出張ホスト」がいますが
彼らは誰がボスなのか見極めるのが早くて、口も手もこまめによく動きます。
何も遊びに来て仕事しなくてもと言っても、じっとできないようで
右や左に気配りしながらも、楽しく酔っています。

女性がおミズになると、見る間に昼間の化粧まで変わって崩れますが
今日のホストくんもハトマのホストくんも、人懐っこくはあっても崩れた感じはしません。
それより、「大和の風」の声優さんたちと、とても感じが似ているのです。
もしかすると、ホストはホストを演じているのかもしれませんね。
芝居ッ気がなくては演技ができませんが、芝居ッ気で心を守って擬似恋愛を仕掛けるのも、ハードな仕事です。


■2008年06月08日(日)  物売りの話芸「外郎売」         編集長 朱
「大和の風」放送イベントを大きく
「大和戦国武将列伝」に育ててくださったのは、奈良県代官山iスタジオです。
書家の文字になる横断幕か大きな幕を作って
宣伝に力を入れてくださるので、こちらも制作に力を入れようと
5分コメントに、各界の有識者に声の参加をお願いしています。

大和の戦国時代という大きな背景なので
武将だけでなく、襖絵などの美術品や、建築、当時の文化や宗教、古文書など
多方面から、大和の戦国時代を掘り起こそうと思います。

そこで出演待ちの役者さんが、丸薬の「外郎売(ういろううり)」の口上で滑舌の練習をしているのを聞いて、これも戦国武将の北条氏綱のかかわりから
江戸時代の歌舞伎で完成した行商人の話芸を、5分資料に収めようと思いました。
するとコレを言える人が何人もいたのです。
さすが役者集団!
それで、リレーのように4、5人で語らせることにしました。
資料や知識だけでなく、話芸という庶民の娯楽も一緒に収めましょう。

立て板に水が流れるごとく、一度聞いたらもう一度と聞きたくなる、口上の面白さを
みなさんにもお分けしますね。

■2008年06月07日(土)  追加収録は奈良の宿院仏師。     編集長 朱
大和の風関係者各位
台本24話「大仏殿炎上」と14話追加分を配信しました。
追加分は
この戦国時代に始めて現われた…つまり史上初めて
在俗の仏師集団である奈良仏師の、「宿院(しゅくいん)仏師」の話題を入れました。
番匠(ばんしょう)から近世の職人の先駆けとなった、職業仏師たちの様子や
広陵町の「大福寺」、平群町の「I 家」に伝わる仏像のルーツを
物語の中で再現しました。
また5分情報は、奈良国立博物館の上席研究員の方に詳しくお伺いします。

次の収録は、第3月曜日の6月16日、19時から。
前回未収録の方と、追加分は第一収録班で
レトロな「土蔵スタジオ」で収録します。
新たに24話は、広間の公開スタジオにて収録します。

終電の都合がありますので、22時45分までには終了したいと思います。
ただしミーティングに閉会時間はありません。
食事、飲物、おやつも用意しています。

24話  ナレーター、嶋左近、下河原左馬進、筒井順慶、松蔵弥八郎、森九兵衛
     松永久秀 、山田道安。
以下   当日 来られた方々で配役します。(自主参加は歓迎します)
     松永方兵、松永方武将、三好方兵、三好方武将、町女1、町女2、別当
     僧1、僧2、僧3
14話  ナレ、女、従者、山田道安、源次(奈良宿院仏師)

■2008年06月06日(金)  瓢箪から駒のような…          編集長 朱
1年、52話もの物語を作り続けるということは
現実のさまざまな出来事も物語の中に包み込まれます。

プロの手抜き仕事の穴埋めに生み出した
「今週の豆知識」ですが
地元の研究者の声も、一緒に記録しようということになりました。
こうなると、ゲスト番組の放送歴5年以上、284週の
お招きしたゲスト約600人という実績がものを言います。

有識者や大学研究者、博物館や資料館の研究員、名刹寺院の管長クラスなど
さすが奈良県、綺羅星のごとくその道の専門家がズラリと揃います。
みなさま「はい、うぶすな編集部です」に出演された方ばかりですので
話は早くて、番組の趣旨をお伝えすると、すぐに取材協力をいただきました。

収録と編集と取材までこなさなければならない、編集さんにはご苦労なことですが
1話5分の歴史の豆知識を
奈良県下の研究者ご自身の声で語っていただくなど
とても贅沢な「大和の風」になりました。

■2008年06月05日(木)  着々と完成版が上がっています。   編集長 朱
蔵で収録なんてライブハウスみたいですね。
なんて声をいただきました。

狭くて密な空間で、ねっとりと空気が淀んだ個室なら
やっぱり仏間か、土蔵でしょう。
第一収録班は仏間で
歴代のじいさんばあさんの遺影が見下ろす中で収録していましたが
夏建具になって、葦(よし)のスケスケ障子では気密性がなくなりました。
ハイホーのスタジオも気密性がなくて、編集班が雑音の処理に苦労していました。

第2収録は板の間で、ここは大人数の収録が可能です。
大きな丸太を机にして、高性能の小型機材で、サクサク収録が進んでいます。
しかも、10人以上の待機組がおやつや食事をしながら見学をしているので
さながら公開スタジオです。
だから役者さんが、ラジオなのに顔でも演技しています。
詰まったりトチると、見物から遠慮なく「ウプッ!」の笑いがおきるので
演じる役者も真剣そのもの。

現在は機材が高性能ですから、パソコン技術で
少々の収録トラブルもきれいに掃除されています。

夏放送用分の完成版に聞き惚れながら、効果音と曲の組み合わせに
編集の苦労がしのばれて、感動しているところです。

■2008年06月04日(水)  出発時間が決まりました。       編集長 朱
本日、町と最終の詰めをしました。
6月21日の東京代官山イベント、出発の時間が決まりました。

JR奈良駅前、早朝5時に出発します。
東京まで8時間の長旅ですので
車中で睡眠を取れるように、気楽なスタイルでお越し下さい。

またイベント終了の22日は
15時30分に東京を出ます。
到着は11時以降になる予定です。

大変ハードな日程ですが
代官山では「しし汁」がいただけますし、
22日は「鉄鉢汁」を少し早めに作って、試食をさせていただきますので
「大和戦国武将列伝」の戦国時代食体験ツアーも楽しんでください。

■2008年06月03日(火)  まっ黒クロスケ追い出して…       編集長 朱
蔵で収録となると、ウン十年分のお片付けが必要です。
結婚以来、蔵の中を片付けたことがないので
いざ片づけようと思うと、どこから手をつけたらいいのか…

まず、山と積まれた贈答品ですが、ほとんどが空っぽ。
新し物好きの先代さんが、タオルでもシーツでも片っ端から新品を使って
それでいて古くなったものを捨てないので
空き箱と古シーツと古タオルを整理して、絶対使わない古布団を奥に追いやって
…古ふとんや古毛布を捨てると、もったいながるので…。
あれも出してこれも出して、あれ捨て、これ捨て、それも捨て
半日かかって下の蔵だけ掃除して、収録スペースを確保しました。

不思議な、レトロな空間が生まれました。
裸電球の下で
古タンスや赤い衣文掛け(えもんかけ)、丸い帽子箱に柳(やなぎ)ごおり
名前も知らない生活雑貨、古文書の入った桐の箱、家紋の入ったタンス掛け…

「まっ黒クロスケ」を追いだすと
まるで昭和初期の生活空間です。
鉄格子の土蔵の窓から、緑の梢(こずえ)が揺れて見えて
まるで座敷牢みたい。
いざとなったら操を守る、錆びた本物の短刀も出てきたことだし。

広くて明るい板の間で、オカキを食べながら収録している第2収録班も
和気あいあいで楽しいけど
土蔵の中で、まるでオタク集団みたいに収録している第一班も
すごく趣があっていい。

次の収録は6月16日
24話です。がんばれば25話も行けそうですので
2話分を配信します。しばらくお待ちくださいね。

■2008年06月02日(月)  23話の収録完了!           編集長 朱
15人近い役者さんが集って、あっちの部屋とこっちの部屋で同時収録しましたが
田舎の家はスカスカで、どちらかの収録の声が入り、しかも雨音まで入る丁寧さです。
それで、仏間収録班はもうひとつの奥の間に入りました。
火事場のシーンは大声なので音がダダモレです。

それで、土蔵の中や階段下を見てもらい
次回からは土蔵の中で収録することに決まりました。

それにしても、2ヶ所収録はサクサクと進んで気持ちがいいほどです。
おやつに法事のオカキを出したのだけど、バリバリ音がして
本番中はなかなか食べられません。
オカキってこんなに大きな音が出るのだと、初めて知りました。
順調に収録が進み、編集もサクサク仕上がってきます。

今日のご飯は栗ご飯とテンプラでした。

■2008年06月01日(日)  「大和戦国武将列伝」の垂れ幕が…。 編集長 朱
東京代官山のイベントに垂れ幕が出ます。
「大和戦国武将列伝」主催奈良県 共催平群町地域振興センター・うぶすな…

12月まで代官山で放送されますので
その後から展示物をみな引き上げて
記念に垂れ幕も頂いて、
平群町で縮小規模の「大和戦国武将列伝」展を開催しようと思います。
代官山で作ってもらった展示パネルを大いに使って
目で見て耳で楽しむ「大和の風」を
文化祭など人の集まるときに館内放送しましょう。

また移動企画展として、隣町の公民館を使ってもいいし
声優さんたちの殺陣劇や、他の声優さんも生出演して
収録の様子を再現してもらってもいいですね。

夢は楽しくでっかく描いて、確実に実行しましょう。
あ…怪しい政治家みたい…。

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