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■2008年05月31日(土)  夏障子じゃあスカスカで…        編集長 朱
今日、親戚が集りましたが仏間の話し声が
奥座敷、控えの間を通り越して、土間まで聞こえました。

今まで部屋ごとの障子や襖(ふすま)で、何重にも声を隔てていましたが
夏障子の簾戸(すど)ではスカスカで、声の遮断ができません。
反対に、図書の間、納戸(なんど)、蔵は機密性がありすぎて圧迫感があります。
つまり閉じ込められたような…

それで納屋(なや)の2階を見に行ったのですが
まず重厚な木のハシゴを下ろすことから四苦八苦。
ギシギシ言わせながら両手両足で這って登っていくと
うーん
そこは、忘れられた民俗資料館でした…。
時代劇に出てくるワラのマントの「蓑(みの)」や、土砂を運ぶ「モッコ」まで。
しかも新品と使用済みが分けて置かれて、そのまま忘れられて数十年。
名前さえ分からない、でも記憶にある古い民具たち。
ここは時代が止まって、すでに不可侵ワールドでした。
若輩者はすごすごと退散して、また重いハシゴをヨロヨロと天井に掛けて
一仕事終った気分になりました。

板の間でも収録できましょうか。
倉庫の2階は最適ですが、外ですので呼んだり行ったりが不便です。
まったく「帯に短し、タスキに長し」の状態です。

■2008年05月30日(金)  奈良県代官山iスタジオのHPが充実 編集長 朱
「大和の風」第一陣が、東京から吹き始めます。
奈良県代官山iスタジオのホームページ(www.pref.nara.jp/tokyo/i-studio)
奈良県代官山iスタジオメールマガジン第32号 [まぐまぐ!]
などでとても詳しく掲載されています。
ぜひご覧下さい。

21日22日には、平群の物産展や雅楽グッズの販売もあります。
私の新しい携帯には、とてもシールとは思われない
膨らみのあるかわいい「雅楽シール」が張っています。
「国際雅楽フェスタ」の開催記念でしたが
今度は「大和の風・東京デビュー」の記念で、新しいのを張るつもりです。
雅楽グッズもユニークなものが出品されますので、乞うご期待。

そろそろカラーチラシも刷り上って、送ってくるはずです。
時間のやりくりで何度も作り直して、調整して、お願いして、ご迷惑もかけながら
やっと完成した、私のタイムスケジュール。
いとおしいです…。
当初の予定より、ずっと大きなイベントに育って
戦国時代の食べ物まで大盤振る舞いで、本当にお世話になります。

■2008年05月29日(木)  「大和の風」声優さんたちに連絡    編集長 朱
お疲れ様です。
「大和の風」の収録です。

第3月曜の「6月2日19時」
長田宅に集合。
集まり次第、随時収録しますので、各自の読み込みをしっかりしていて下さいね。

また、今回から収録が2つに分かれました。
22話の未収録分は奥座敷で収録。
新しく23話は板の間で収録します。

もう前回のように、終電時間で解散と言うことのないように
また出番待ちを少なくするために
「収録を2班に分けて同時収録します!」

家の中が夏様式に変わって、機密性が薄くなりましたので
収録中は読み合わせができません。
どうしても読み込みたい方は、納戸か図書の間が使えます。
片づける暇がなくて、埃っぽくてすみませんが
差し入れの美味しい飲物は各種そろえています。
むろん、粗食も用意いたしています。
お腹が空けば、何でも美味しいのでお腹を空かせておいで下さい。

22話の未収録部分の声優さん
23話の声優さん。よろしくお願いします。
月2回の収録ですが
大和の風に乗ってドラマ作りを楽しみましょうね。

■2008年05月28日(水)  携帯電話の機種変更しました。     編集長 朱
時間が飛んでいるような日々を過ごしています。
一日一日が早いこと早いこと。
とうとう携帯電話の充電期間が短くなり、知人の携帯関係者に来てもらって
贅沢にも
自宅で機種変更しました。

それでまた、覚えなくてはいけないことが増えて
メール打つのもモタモタ。電話が鳴ってもどこを押してよいのかわからずに
あわてて、プツリと切ったりして、
この忙しいのに仕事になりません。
でも新品は、薄くて軽くてとても気に入っています。

■2008年05月27日(火)  大和の風in代官山のチラシです。   編集長 朱
お待たせしました。代官山イベントの詳細です。
東京方面にお友だちがいたら声をかけてください。
珍しい戦国時代の汁物も振舞われます。

またお問合せは奈良県代官山iスタジオまで(03-3461-5550)
クリックすると大きな画像が開きます。

■2008年05月26日(月)  「大和の風」収録班が2つ出来た。  編集長 朱
大和の風の7月8月放送分の編集が出来上がってきます。
次の収録は6月2日なので、
時間にゆとりのある方から聞いて、演技の参考にしてくださればと思います。

6月2日の収録から
「収録を2つに分けます!」
いままでの収録は、役者さんの出番待ちの時間がロスでしたので、
その待機時間に読み合わせをしていましたが、せっかくの時間が惜しくて
収録班の充実とともに、2箇所で同時に収録して
サクサク切り上げることにしました。

これでせっかく遠いところから夜遅くやってきたのに、出番が来ないうちに終電の時間が迫って、収録できなかった…など、本当に、大変申し訳ない、ことを防げると思います。
「右近左近のおやじ殿」2度もすみませんでした。
収録班とも大いに反省して、大先輩の最新の器械も導入して
ついに、収録が2班になり、どんどん物語を収めることができます。

役者の皆さん、しっかり読み込んで
収録に入った長田が思わず惚れ込むような、いつもの味な声でお願いします。

■2008年05月25日(日)  分厚い書類の束に撃沈…        編集長 朱
うぶすなもようやく「特定非営利活動法人」になることを決心しました。
決心したのは先月でして、各理事さんに住民票をお願いして
非常にややこしい書類の束に、いつものように
強い味方の「うぶすなの編集面担当者」にお願いしました。
こんなに超ややこしいものは、一人ではよう出来ません。

ところがこの編集担当さんは、月に一度、締切日にしか参りません。
その締め切りの修羅場を越えて、発送業務までのわずかな時間を縫って
事業計画やら何やらを大雑把に考えて伝えますと
たちどころに書類にしてくれます。
えらいもんです。

なぜNPOにしたのか、今まで必要なかったものが急に必要になった理由は
いずれ「透彫」に書くつもりです。
今はただ、脳みその使い方がまるで違う人種がいるのだという事が
分かっただけでも、進歩でした。
日付はとっくに変わるまでこき使って、すみませんでした。
そしてありがとうございました。

こちらも無事に脱稿です!

■2008年05月24日(土)  赤字が気になる脱稿の後        編集長 朱
ようやく脱稿! 
六月号の完成データを送った後は、県下170ケ所の図書館や公民館に無料で発送する、内職のような手仕事があります。
無料で配布するのではなく、せめて送料だけでも有料にしたらどうか…との声もありますが
送料を頂けば配布する数が限られてしまいますので、思い切って無料配布にしています。
でもこれだけ赤字が続くと、心が疲れている時など
「何のために…」という弱気が顔を出しますので、出費の額は考えないようにします。
赤字額が気になるのは、脱稿した気の緩みでしょうね。
さてはともかく、がんばります。

■2008年05月23日(金)  本日、工場始動前にデータ入稿です。 編集長 朱

■2008年05月22日(木)  締め切りギリギリ!           編集長 朱
本日、産経新聞の朝刊に「大和の風」収録風景が大きく載っています。
少年左近と弟の二郎役の声優の熱演が大きな写真でドカンと。
元服後の左近役の女子高校生のコメントも載っていますのでぜひ買って読んでください。

■2008年05月21日(水)  締め切り真っ最中です。         編集長 朱

■2008年05月20日(火)  東京放送記念イベント参加希望者   編集長 朱
○東京の放送記念イベントに参加したいのですが…。

そうですよね
関係者は参加したいですよね。
参加は自由ですが、すでに代官山のiスタジオは満員なので
宿泊は別で取る必要があります。

町で用意したバスは中型なので、こちらは満員です。
それにこのバスを使えば行動が制限されて
東京に行った、帰った、出演しただけ、になります。
役者さんを引き連れて、東京に乗り込もうかと何度も思ったのですが
交通費自前では声のかけようがありません。

車を出してくださる方がいますが、燃料代ワリカンで宿泊も自費で
 (代官山や渋谷には素泊まり3500円の宿があります)
来られるなら役者が揃いますので
代官山で「収録現場の再現」が可能ですね。
参加希望者を募りますのでまた連絡をください。

■2008年05月19日(月)  無事21話収録。             編集長 朱
雨の中を大坂から、京都から、五條から、役者さんたちが続々と集まってきます。
まず軽い打ち合わせをして、某劇団の団長さんが読み合わせのチェック。
それから随時、収録ですが
今週から収録さんが増えて、音録りが充実しました。

収録現場は、マイクスタンドを仏間に3本立てて
器械は広間に設置して3人の収録班で、音録りをします。
それから普通の会話なら仏間まで届かない離れた居間で
別の収録さんがナレやあらすじを録ります。
その間を縫うように
食事をしたり、摘みたてイチゴを食べながら、セリフを相互に読み合わせて
収録の当夜に差し込台本が入った場合は
初見の台本に、配役経験者から口伝えの指導までしています。

すでに東京には6月分のCDが渡り、
9日間にわたる「大和の風」放送開始の記念イベントの準備は、ほぼ完了です。
多くの方の協力で
講演あり、演武あり、公演あり、体験教室あり
狸汁、猪汁、鉄鉢汁など戦国時代の珍味のお振る舞いありと
私たちの放送第一歩を華やかに支援くださいます。

この地域の文化力の素晴らしさと、結集力で
ラジオドラマ「大和の風」は順調に出来上がっています。
ご期待下さい。

■2008年05月18日(日)  締め切りが重なって修羅場突入!   編集長 朱
今回は東京イベントのちらし原稿とうぶすなの締め切りが重なって、しかも
19日は収録日まで重なって、とてつもなく忙しくて
手配と詰めの連絡で落ち着かない日々です。
こんなときに、紙面で協力体制が整っていたお蔭で、東京の話がすんなりと通りました。
ありがたいことに14日の東京イベント、ギリギリになって決定しました。
赤膚焼窯元が講演と実技で、無料の絵付け教室を開いてくださいます。
その東京までボランティアです。

この頃思うのですが
映画を作ろうと思ったときも、雅楽フェスタの時も、ラジオドラマ作りも
この東京イベントも
地方都市の文化力の底力というものを感じます。
東京まで自費で行って、無料講演をして下さる方
お弟子さんたち総勢で参加されるところ
無料体験の持ち出しから、衣裳、小道具の搬入まで
1タウン紙の呼びかけで、多くの人材が東京代官山に集結します。

ここまで書いて、この先はうぶすなの「透彫」にしようと思い立ちました。
書くのは仕事ですからまるで苦になりませんが、
日常が雑務に追われると「もの書き」モードでなくなります。
さてと、明日、今日になりましたが
すべての締め切りが重なった日です。

■2008年05月17日(土)  楽人・舞人が艶やかに公演します。  編集長 朱
東京イベント6月22日の信貴山は、「鉄鉢汁」が出ます。
ベースを豆乳にして、後は季節の野菜を具に使います。
恐る恐る、材料や下準備はどちらで、と尋ねますと
信貴山寺も山伏の衣裳など大荷物になるので、こちらで調達して欲しいとのこと。
うーん、豆乳を200食分ねぇ…。
代官山に尋ねても、「豆乳」そのものの説明が必要でした…。
信貴山側が言うには
「松永久秀の軍が強かったのは、日頃から栄養価の高いものを食べていたから」
ですって。やはり松永の頭って、論理的な思考回路だったようです。

また、21日と22日の連夜に、多度雅楽会さんが舞楽を演奏してくださいます。
晴れていたら代官山の日本庭園で、ライトアップされた9人の楽人と舞人が
華やかに、厳かに、中世の貴族社会を再現してくれます。
ありがたいことです。

■2008年05月16日(金)  各人の「大和の風」よ吹け       編集長 朱
そろそろタウン紙の締め切りが近づいて
東京のイベントどころではなくなって来ましたが、
相も変わらず広告欄はさっぱり。
あれやこれやと収入に繋がらない雑用で、
電話の通話料はうなぎ登り。

それでも「文化は発信するところに意義がある」と
自ら言い聞かせて活動していますが、
間際になって日程の変更が出たために、14日がなかなか埋まりません。
仕方がないので
オープニングイベントとしてご挨拶をしようかと考えています。

現地集合、現地解散で、ご負担をおかけして心苦しいのですが、
メディアも動きますので
東京から文化を発信できる、いいチャンスではないかと思うのです。

地域から広域に向かって、各人の「大和の風」が吹いて欲しい…と切に願います。

■2008年05月15日(木)  資料さんの収録、終了!        編集長 朱
東京イベントに宝蔵院流槍術の演武が参加します。
これでぐーんと「奈良県の戦国時代」に重みが増しました。

土・日の4日間を華やかに埋めることができて
狸汁、猪汁、大根炊きと「奈良県の戦国時代の食」までオマケをつけて
後はこまごまとした手配をすれば完成です。

東京まで現地集合、現地解散。
こんなとんでもない企画でも、仕掛けが大きければ、参加することに意義を感じてくださいます。本当にありがたいことです。
「大和の風」はどれだけ各人の費用がかかっても、放送は無料ですので
収入がまるでありません。
究極のボランティア精神で、現場は制作驀進中です。
だからこそ県も、このような大きな発表のチャンスを下さったのです。

制作面では時間不足の怪我の功名で、
資料さんの収録を入れて、物語にじっくりと深みを持たせました。
ゆえに本日の収録、無事終了!


■2008年05月14日(水)  苦労も楽しいイベント主催        編集長 朱
東京イベントのスケジュールが、ほぼ半分やり直しになりました。
といっても、もうスケジュールを組んで動き出したグループもいるので
動けないところはそのままですが、無理に動かすところは参加ができません。

お役人さ〜ん、こっちの苦労も察して欲しいです。
理由は
土曜・日曜の東京人は、午前中は朝寝坊で動きが鈍くて、午後しか人が集まらないので、メインのイベントは午後にして、4回土・日にバラして入れて欲しいとのこと。
泣く泣く、美しく完成したスケジュール表をバラして、パズルの組み直しです。

よかった点は
怪我の功名で、各土・日に戦国時代の「食」が出せることになりました。
これで催し物が一気に派手になりました。
作り方を伝授すれば、代官山のまかないさんが作ってくれます。
平群からは珍味の「イノシシ」を出すつもり。

イベント参加者もお相伴できますので楽しみです。

■2008年05月13日(火)  6寺めぐりで成果が1寺ありました。 編集長 朱
この超多忙期に一日かけて寺社めぐりです。
知人の知人の紹介で、寺社を中心に興行したいとおっしゃる方の現地案内です。
始めに法輪寺、中宮寺、大福寺、吉田寺、信貴山、千光寺…。

先日は、東京の記者が尼僧体験の下見に来られてそのお世話。
その前は嶋左近の研究者を現地案内。
新聞の締め切りが近づいて、東京イベントもひと月後と迫り、
収録の準備があり、編集と詰めなければなりません。
あまりの忙しさに新聞の広告欄がまっ白!

多忙人のところには、急ぎの用事が入るようです。
しかし、疲れました。

■2008年05月12日(月)  代官山から収録現場の見学に…    編集長 朱
無事、追加収録も終り、音源不足のジタバタもメドが付きました。
声優インタビューも収めてみれば5分などあっという間です。
そこはゲスト番組5年のキャリアがものを言いまして
聞いてまとめるのは慣れています。

声優さんは、普段の声と演じている時の声はまるで違います。
だからこそ役者から見た配役はどのような人物か
それをどう演じているのかをうかがいました。

そして今回の収録のお客様は、新聞の記者でもなく、テレビ取材でもなく、
なんと「東京代官山iスタジオ」の職員さんでした。

6月14日からスタジオ館内で流す、嶋左近「大和の風」の宣伝のために
22日までの9日間を、「奈良県の戦国時代」として大々的に広報します。
その打ち合わせに来られて、実際に収録している現場の視察となりました。

東京からわざわざと言うことで、役者さんたちは張り切っていました。
でもそのお蔭で、「大和の風」の常設展示が2階の個室ではなく、一回の広いロビーの一角となりました。当然、ロビーで放送劇も流れます。

一つ一つ「大和の風」が育っていきます。
楽しみですね。

■2008年05月11日(日)  平群町文化協会出演、大成功     編集長 朱
ひとつのイベントが終わりました。
素人集団とプロ集団も、ともに大成功です。
うまく行きました。本当にほっとしました。

ラジオドラマの方も着々と原稿が仕上がって、編集も上がってきます。
待たされるばかりだったプロより、よほど仕上がりが早くて、
心底、安心しました。
明日の夜にまとめて録り増しをして、きちんと配分すれば数話分が一度に完成します。
役者のみなさん、また「大和の風」の完成を心待ちにしているファンの方々、
ご心配かけました。

映画は、もしかしたらダメかも知れない…と思ったことがありました。
それは肝心の要(かなめ)が人まかせだったからです。
国際雅楽フェスタは、海外がからんきて不安がありました。
しかし映画の興行はどれだけ打っても、どこでしてもまったく、平気でした。
すべて自分の企画で、始めから全体像が見えていたからです。

ラジオドラマは、ようやくすべてを掌握して手の内の出来事となりました。

何より制作スタッフが、危機感で団結したことが力強いですね。

■2008年05月10日(土)  プロ根性                  編集長 朱
編集と収録で、若くて修業の浅いプロより、
年輩の筋金入りのアマの方が仕事は確か。
と書きましたが、芸術芸能では少し違っていました。
むろん個人差のあることで、これがすべてではないことはムロンのことです。

あくまで一例として。
ドラマの宣伝班を見て感じたことです。
プロたちは、小さな集会所の公開リハーサルでも
日時が決まったときから激しい練習に入りました。
毎夜のように、練習の成果や、セリフ指導など真剣にメールで聞いてきます。
いくつか歴史的なエピソードを伝えますと、しっかり口上の中に組み入れて
小道具や技も増えてきました。
出演者9人とも土日はすべて練習日で
平日は仕事終わりに集まって遅くまで型を会得しています。
その後、車座になっての反省会です。
こちらも深夜には強い方なので、報告メールをもらって指示を出すと、絵文字のない前向きな返信を頂いて、メールさえムダがありません。最後には必ず、おやすみなさい、で〆ていました。
ムロン、その発表も、この舞台も、東京イベントさえも、
市民活動ですので、すべてボランティアです。
しかしどんな発表の場でも、どこのどなたが見ているか分からず
一場一幕が真剣です。
プロ根性とは、限りなく完成に至る道のことだ思いました。

■2008年05月09日(金)  東京イベント後半の企画完了      編集長 朱
東京イベントに雅楽を招聘して、楽人と舞人が出演します。
しかし衣裳や太鼓など、道具をこちらから運ばねばならなくなり
雅楽担当者に無用の負担が…

「奈良県の戦国時代」なので
中世の防具である、鎧(よろい)や兜(かぶと)の出品と講演をお願いしたら
こちらはすんなりと運びそうです。
すんなりとは言っても、現地集合の現地解散、宿泊費自前のとてもキツイ東京イベントです。

今回少し反省しています。
純粋に、地域から広域に向かって私たちの文化を発信しよう!
と企画したのに、どこからか少し政治臭くなってきて、
軒を貸して母屋を改装されないよう、心してかかります。

■2008年05月08日(木)  郡山市から金魚が出ます。       編集長 朱
ようやく様々なものが動き始めました。
勝ち馬かどうか、見定めて馬の背に乗り込んできたようです。
バスも出ますし、議会も動きました。

東京イベントのタイムスケジュールはほぼ決まり
6月21日、22日は一応形が出来上がりました。
しかし9日間のビッグイベントですので、14日、15日も詰めなければいけません。

誰がこんなに増やしたの?
県です。
じゃあ、県が埋めてよ、といえないところが辛いですね。
郡山市は市だから動きが早い、市長にお誘いひとつで市が動いて、
郡山市の宣伝にかわいい金魚が出ます。
すくい放題、もらい放題。よかったね、東京人。

■2008年05月07日(水)  大和の風、平均年齢一気に急上昇  編集長 朱
さすがと言うか、大人はすごいと感心しました。
捨てる神あれば、拾ってくださる大神さまもいらっしゃる。
あらたな編集助人は
60代70代の趣味の映像編集者と、かつてのエンジニア。
趣味と言っても、自宅の編集室はそのままプロ仕様のスタジオでした。

やはり、趣味に打ち込んだ歳月が違います。
年浅いプロより、長い歳月をかけて腕を磨き上げたシロウトの方が
はるかに深い。
仕事も早く、丁寧で、細かな心配りに愛情さえ感じます。

この一連のどさくさで、まだまだ私も若いと頭を打ちました。
めったなことでは、負けたと思わない私でも
この御2方には、負けました。
本来ならジタバタするほどのアクシデントを
苦もなく快刀乱麻でさばいてくださった。

「大和の風」のスタッフは、
高校生から70代まで、みんな現役で参加されています。

■2008年05月06日(火)  スキルアップのできる現場です。    編集長 朱
「大和の風」の資料と小説、収録と編集、宣伝チームも、演出兼プロデューサーも
全員が産みの苦しみの真っ最中です。
新しい編集さんも一丸となりましたので、仕事が早く上がり始めました。
やはり人間には艱難辛苦が必要なんですね。

苦労したものしか味わえない達成感というものがあります。
プロジェクト完成に加わったという、自信と誇りも生まれます。
収録さんが言っていました。
「この52話やりとげたら、オレたちすごいスキルアップや」
それを聞いて感動しました。
時間を使って、バイトを休んで、収入も睡眠時間も削ったボラ仕事なのに…
再録につぐ再録なのに、その苦労を厭(いと)わないのです。

活字で電波で映像で「大和の風」が流れて、自分たちはこの制作者なんだと
胸にジーンとして欲しい。
だからテレビは来年に持ち越すことにしました。
こんなに制作トラブルがあれば、危なくてメディアと組めません。
まずは、まずは完成させること、その一言に尽きます。
頑張るっきゃない! です。

■2008年05月05日(月)  時間が足りない!どうする?こうする。編集長 朱
「大和の風」を手がけて、穏やかな日々は消し飛んでいます。
ある日突然のアクシデントなどザラで、毎日がスリルと興奮の日々です。

今日、血の気の引くようなトラブルが発生して、頭を抱え込みました。
初期の作品がすべて、時間が足りないのです。
当時は「脚本家協会」会員のプロが脚本を手がけて、プロの収録です。
だから、収録作品の素材の間尺が合わないなんて、それも7分8分、10分…と。
30分ドラマに10分も足りないなんて、考えられないことです。
それでも演出か、と叱られそうですが
時間配分を指示しているプロの脚本と、それを収めるプロの収録コンビには
絶対的な信頼がありました…。
この2人にかけていたのは技術より、経験です。

経験豊富なアマの編集さん2人と頭を突き合わせて
ああでもない、こうでもない…

○ 挿入曲を随所に入れようか。
・ そんなことをしたら、セリフ付きの音楽番組ですよ。
○ それなら、あらすじを5分入れてナレを増やすとか…。
・ あのぅ、朗読番組じゃありません。
○ ではこの週は2話合同で流して、出た分は削るとか。
・ ムチャクチャじゃないの。作者に誰が報告するんですか。
  がんばっている役者さんにどう弁解するんです?
 
でも足りないのは事実です。
…どうするか、どうしよう。どうすれば…
うーん、うーん。
突然、閃きました。

資料を5分入れて、それを特典として流すのはどう? 
資料の出ない週は、声優が一人づつ演じた役柄を語る、というのは?
思ったとたん、即行動。さっそく資料さんに声の出演を交渉して、編集さんへ。
いいじゃないですか。と太鼓判を押されて、
今夜は久しぶりに高枕で寝ましょうか。

■2008年05月04日(日)  会議はすれど金はなし。         編集長 朱
このところ毎日
それも午前と午後に分けて「大和の風」の編集会議と、東京企画の詰めが続いています。
編集会議は分業の手順を語り合い、めどが付いて解散すると
次は東京の「大和の風」への参加者の確認とバス会社との交渉。
大型か中型か。
バス料金は負けられるものか、値切りれるものか、無理なのか。
早朝のお弁当はどうするのか、宿泊費は、打ち上げの食費は。
少しづつ、ボランティア参加の難しさが現われ始めます。
確実に発生する支出と、どう折り合いをつけるか。

もう、とっくにボランティアの域は越えています。

■2008年05月03日(土)  収録編集班が充実しました。      編集長 朱
収録参加者がまた2人増えました。
これで6人になりました。
もう大丈夫です。
ようやく「大和の風」の収録編集の危機を乗り越えました。
また、参加者の一人が、収録トラブルの対処方法を知っていました。
大きな録り直しではなく、その部分だけそっくり入れ替えができるそうです。
パソコン技術のお蔭で、様々な修正が可能ですが
ヘタはヘタでも趣があると思って、あまり張り切り過ぎないように
頑張りたいと思います。

ようやく、手分けして収録、手分けして編集の理想的なバックアップ体制が整いつつあり、特殊な効果音も集まって、本当に、安定した動きになりました。
完成に向かってしっかりと進んでいますよ。
むろん、テレビ班も受け入れ態勢が整いました。

まったく無収入の状態で、各自が自腹を切りつつ
どこまでこのプロジェクトは大きくなれるのか、育つのか、
市民運動の限界に挑戦しているようなものです。
楽しい意義ある「おまつり」に育っていけたらな、と思います。

■2008年05月02日(金)  ヨット走法のジレンマ           編集長 朱
「大和の風」を収録した当初は
収録するだけが精一杯で、限られた時間内に2話を詰め込むように収めて
後で編集するときに修正すればよいと考えていました。
ところが未編集の素材が溜まってくると、後で後でと手のかかる事を後回しにしていたツケがどっときて、荒編集が済むと、素材が短かったり、長すぎたり。
長いものは切ればよいのですが、短いのは効果音で伸ばすやり方があります。

そこで編集者と脚本家のイメージのズレが生じ始めたのです。
脚本家はセリフとセリフの間に指定の効果音を入れて、時間を計ったのですが、
編集者は間延びを避けて、効果音を飛ばしてセリフを詰めたので当然、時間不足が生じます。

し、か、も、初期の作品なので放送も早い。
それなのに、もう一度初期の役者を集めて、録り増しして
また荒編集から始めて音入れして、時間をきっちり計って…。
…時間がないのに、放送日は迫っているのに…
いままで順調よくに録り進んで、ようやく折り返し地点が見え始めたのに
なかなか気分良くポッキリと折り返せない、このジレンマ。
まるでヨットに乗って目的地に急いでいる感じです。

ヨットに乗ったことがありますでしょうか。
あの、苛々するほどのんびりして、目的地を見ながら方向を変えないと進まない
ロスばかりの走法操作。

早く、6話をやっつけて、次に進みたい!
進ませてください!

■2008年05月01日(木)  ドラマ作りの内側が分かる日々雑感  編集長 朱
 一般の方から
「ドラマ作りの内側や、スタッフの動きが分かるのでとても面白い」
「拝読させて頂いておりましたが、右肩上がりのパワーアップを続けていらっしゃる。
イイ汗を流している感じ、伝わってきます(笑)」
「業界に興味があります。もっと詳しく」
などとメールを頂きました。

まったく現場はイイ汗…というより冷や汗をかいています。

12日のまとめ収録は無理なようです。
6話の収録を急いでいますので
汐乃・新吉と井倉・宗巌だけ12日に録り増しします。
それで
何度もスミマセンが

通常通り、
第3月曜の19日に21話と22話を収録します。
よ、ろ、し、く、お願いします。

(喜ばしい追伸。収録さんが一人協力してくださいます。感謝、感涙です)

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