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■2007年12月31日(月)  大晦日に餅つき              編集長 朱
 年が押し迫ったこの日に、餅つきです。
 といっても、餅つき器械に洗って水切りしたもち米をセットして、後はスイッチを押すだけですが、それでも麹蓋(こうじぶた)に餅とり粉を撒いて、つきあがった餅を取り上げるのは、昔のまま。
 つまり餅を杵でつかないだけで、洗米から一晩の水揚げ、蒸してつきあがった餅を取り上げて、お鏡餅と小餅とにちぎって丸める、昔ながらの女性の仕事はそのまま残した器械化の餅つきです。
 力仕事は機械に任して、細かな手作業は女性に押し付けて、男性陣は奥で宴会。こちらは餅を丸めながら酒肴の用意。
 まったく。
 この忙しい日に。
 今夜は年明けまで後片付けに追われそうです。
 明日から始まる新年の、この一年を予想するものになりました。


■2007年12月30日(日)  スタッフの菊さま奈良日日掲載     編集長 朱
 脚本家のさくやさんがシナリオハンティング=シナハンで柳生にいきました。
 紙物資料も必要ですが、現地の道筋や山河の相を知ることも大切です。年末で押し迫ったからこそ、新年度から始まるラジオドラマの見通しを練らなくてはなりません。いい成果があると思います。

 そして本日の奈良日日新聞の「人・ひと」欄に、芸能文化を伝承する会の菊善治美恵子さん(本名三川美恵子さん)が大きく紹介されました。
 菊さまは「大和の風」の奉納舞の担当者で、交流会ではみごとに「戦国武将」を舞ってくださいました。
 その上、ようやく23日の朝日新聞朝刊をゲットできました。
 「大和の風」の筒井順昭・徳丸さんのコメントと、三好長慶・山下さん、安宅冬康・山下さんたち3人組の剣戟ショーが載っていました。奈良版の中央下にカラー写真でりりしく載っています。
 いいですね。
 「大和の風」に乗って、たくさんのスタッフがメディアに飛び出せば、それだけでもこの企画は成功したも同じです。
 今年も残りわずかですが、無事に走り抜きたいと思います。
 

■2007年12月29日(土)  何もかもが一斉値上げ。         編集長 朱
 新聞の経営が逼迫(ひっぱく)しています。
 印刷と紙と折込の費用が一斉値上げで、収入源の乏しい「うぶすな」はお手上げ状態ですが、それでもスポンサー探しの時間がないのです。
 元々、営業なしの大名発行ですが、あまり広告欄が空白なのも支援者がいないようで、少し寂しいくらいの気持ちでしたが、今回の値上げは「武士は食わねど高楊枝」の見栄でくわえる楊枝さえ無くしそうです。
 何でも無料で掲載していますと、「タダなら載せてくれ」の自己宣伝ばかりの記事になりますので、内容はチェックを入れていますが、チラシやポスターに広告費は払っても、赤字の掲載紙には一円のカンパもしない、方が増えています。
 文化は相互支援でなければ育ちません。
 自分だけ支援されれば支援母体が衰弱死しても、また他紙に乗り換えたらいい、では本物の文化人とはいえません。
 地域でがんばっていらっしゃるミニコミ紙が、一社休刊しました。
 今回の値上げに対抗できなかったのではと、お気の毒に思います。

■2007年12月28日(金)  NHK放送録画を見ました。       編集長 朱
 NHKで放映されたCD録画が手に入りました。
 没頭から徳丸・矢野・汐乃組の収録風景が入って、12月20日の交流会の様子が流されていました。
 竹斎さんの竹筆のタイトルも、戦火に燃え上がる香川さんの幕もバッチリでした。
 放送は現場でがんばっている声優さんが中心で、ことに殺陣を披露した徳丸・山下の俳優2人によるプロのチャンバラが圧巻で、映像も絵になるこの2人が中心です。 それに一般参加者として、映画「あかりの里」でご一緒した横田さんのコメントが入るという特典付です。
 「来年は『大和の風』に乗って、地域から広域に吹きまわりたいですね」とおりこうさんな私のコメントも、カミなしで言えました。
 新吉の汐乃さん、楓の川合さん、あやめの豊岡さん女性陣も映っていましたよ。残念ながらテーマ曲を歌う板東さんも、菊善治さんの舞いも流されませんでしたが、お正月には特集番組として流してくださるようですし、お正月に期待してしっかり録画しましょう。
 映像の一部はただいま制作中の「大和の風」のホームページで掲載する予定です。
 また、NHK奈良の放送日が決まればまた連絡します。
 みなさんありがとうございました。
 

■2007年12月27日(木)  地元の英雄「松永久秀」         編集長 朱
 土地によって、同時代の英雄のファンが違うのは当然です。
 筒井は筒井順慶、平群は島左近。三郷は信貴山の松永久秀。ことに地元ですから、敵として攻め込んできた敵将が、悪者扱いされるのは無理からぬことですが、どうも松永久秀は中央の歴史家からは人気がありません。でも地元では松永久秀を正当に評価しようと、独自に研究される方が多くて、ドラマとはいえ、うかつな人物評はできないのです。
 私の知人に、晩年になって松永久秀の研究に没頭して、とうとう目を悪くされて、それでも古文書の解読や現地調査に力を注いでほぼ失明状態になりながら、ぶ厚いコピー本を数冊、私に残して郷土史家の鬼籍に入られました。
 もっと早く連ドラ化する企画を起こしていればと悔やまれてなりません。

 私が尊敬してやまないT先生がいました。
 過去形なのはこの恩師もすでにいらっしゃいません。
 生前は矢田丘陵から信貴山、平群谷まで、機会を得ては現地調査のお供をしたものです。 そのころは先生の語る古代史に夢中になって、現地で添え物のようにお話下さる中世史には、しっかりメモっていませんでした。もし、私が古代史のように食いついていたら、先生はもっと詳しく楽しく教えてくださったでしょうに。と、我家の図書室から引っ張り出した亡き先生の古代史の資料に、「島左近」とか「ソブソブ氏」と走り書きしている自分のメモに心が痛みます。
 本当に不肖な弟子でした。
 いま、地域の中世史を掘り起こしています。
 先生が身近に感じられます。

■2007年12月26日(水)  不安なときは連絡下さい。        編集長 朱
 島左近「大和の風」に関わる方にお知らせします。
 私もぼんやりして、昨日、NHK奈良の6時のニュースで、放送がされていたのに気が付きませんでした。あわててチャンネルを合わせて、すでに放送が終っていたことを知って、がっかり。しかも再放送が8時にあったそうです。
 徳丸さんたちの殺陣と剣舞が映っていたそうで、とても残念です。
 また、日曜日の朝日新聞でカラー版で載っていたそうなので、あちらこちらの朝日新聞を取っている方に「下さぁい!」とお願いしているところです。

 それから、一度出演してその後連絡がないと思っていらっしゃる方、すみません、まだ出番が回っていません。集中して出演される方も、活躍する舞台で、地域が変わればしばらく出番がない方もあります。
 それらの方にすべて連絡をするわけにもいきませんので、時々、この日々雑感で進行状況を確認してください。
 台本の連絡係りは、編集部と脚本のさくやさんとで頑張っていますので、手落ちだと思っても責めないで下さいね。締め切りに追われる中でいっぱいいっぱいの仕事をしていますので。
 それなら連絡係りを増やせばいいのですが、それをすると連絡係りのための連絡や詰めが増えて、結局、無用な雑用を増やしてしまうのです。
 今回、制作委員会も作りません。
 だから、どうかなと思われたら、必ず電話をするか、メールを下さい。
 こちらからは動きませんし、動けません。
 各自で各自のパーツを完成させて、集まるときに、集まりましょう。

■2007年12月25日(火)  宣伝活動に必要なもの…        編集長 朱
 ずっと気になっていたのですが、「大和の風」の宣伝のために、チラシとポスターを作らなければなりません。
 タイトル文字の竹斎さん、幕の香川さん、テーマソングの板東さん、舞いの菊善治さん、殺陣の徳丸さんたち、そして声優陣と収録スタッフ。ドラマ制作だけでなく、放送を盛り上げる宣伝部隊も一緒になって、来年一年を盛り上げるので、今度の収録でいる方々だけでも写真を頂いておこうと思います。
 でその資金です。
 チラシもポスターもけっこうな金額になりますが、うぶすなマジックで何とかやり繰りいたしましょう。
 そこでデザインなど、そちら方面に強い方がいらっしゃるでしょうか。
 我こそはとお思いのお方はまた、連絡下さい。

■2007年12月24日(月)  イブなのに仕事三昧。          編集長 朱
 ただいま午前3時ですが、とても冷え込みます。
 印刷機やコピーやパソコンが並んでいるこの部屋は、まず火の気というものがありません。しかたなくみずからの体温に頼るために、体熱を逃がさないために重ね着をして、コロコロの状態で原稿を打ち込んでいます。地震が来れば間違いなく資料に押し潰されるでしょう。
 昨日の成果ですが、まず、収録と編集の協力を得られるようです。
 来年の5月あたりに「大和の風」キャンペーンが公式デビューすることになりました。たぶんその前に東京に出向いて華々しくお披露目をして、奈良に帰って凱旋公演でどこかのホールでお披露目をします。
 学園主催者と語り合っているうちに様々なアイデアが浮んできました。
 厳冬を避けて少し暖かくなったら、あちらこちらで「大和の風」が口の端に昇るように、広報担当者として少し頑張らないといけません。

■2007年12月23日(日)  求めよさらば開かれん          編集長 朱
 JRが法隆寺を越えたあたりから平野が広がって、大和小泉周辺になると矢田丘陵が、平群谷への障壁になっているようでした。
 平野っていいですね。視界が開けてのびのびします。
 脚本家さんと市内をうろうろ歩いて、図書館で資料もゲットして、後は郡山の監修さんと会うだけです。
 明日は俳優養成校の校長先生と会います。
 多くの声優さんに協力をいただいていますが、「大和の風」は編集と収録要員が不足して、現在2人の担当者が3ヶ月クルーで機械を担当していますが、後半年の収録が未定なのです。放送学科でもご協力をお願いできないか、相談に上がるつもりです。
 でも、「足りない足りない、どなたかご協力を!」と声を上げていればどこからか救いの手が差し出されるもので、本日、さる筋からCDが送ってこられて「ラジオに参加したい」とのこと。
 世にかしましく求めると、どこからか扉が現われるものですね。
 歌詞も音楽もステキで、いつどんなイメージで作曲するのか作詞するのか、ぜひスタジオにお招きして、いろいろなお話をお伺いしたいものです。
 もう2時です。
 明日になっていました。
  

■2007年12月22日(土)  手弁当で協力くださる声優さんたち  編集長 朱
 発送の修羅場の途中ですが、ドラマ制作の最前線から度重なる現場の説明を求められて、知り尽くしたはずの地元を新しい目で歩いたり、和尚さんや古老に聞きに走ったり、冬山を歩いたり…。
 忙しい所に急ぎの用事が舞い込むようです。

 役者たちからは、早く早くと次々と台本をせかされています。
 今回とうとう大事な配役ひとりを、空欄にして発信しました。
 すると出演している声優さんの紹介で、同じ声優仲間が無事に入りましたが、若き島左近は数話で成長します。大切な主役だからこそ電話一本で決めたくなくて空欄にして助けを求めたのです。
 現在じりじりと、収録が追い上げている状況です。

 明日は現場の調査で大和郡山まで。
 聞かれても知らないものは答えようがなくて、監修担当者を直接質問攻めする前に、まず下調査です。
 この年末の忙しいのに、他の収録まで控えています。
 ひとつひとつ確実に、片づけて行きましょうか。
 

■2007年12月21日(金)  年賀状が出せない訳           編集長 朱
 うぶすな締め切りと、交流会と、制作発表会に忙殺されて色々なことがすべて後回しになりました。それでも、ゲスト番組の収録は滞りなく進められて、月夜のねこの収録も無事に終っています。
 そして私的なことですが、主婦業と共に「うぶすな」のデータ係りが仕事をしている間は、乳児を預かって散歩やブランコをするという、神業的な仕事配分もこなしています。
 人間、やればできるものです。
 しかし次なる締め切りは、年末と正月に潰されて、あっという間に2月号の締め切りに入りますので、心して締め切り破りの常連には、早め早めの催促を入れましょう。
 明日になれば大量の新聞が届いて、今度は発送の修羅場になりますが、これも県下の図書館が仕事納めに入らない前に発送しなければならず、いつもいつも追われています。
 そんな訳で今年は年賀状が出せません。
 

■2007年12月20日(木)  「大和の風」制作発表大成功!    編集長 朱
 交流会の島左近「大和の風」制作発表会は大成功でした。
 みなさん各自で盛り上げてくださいまして、テーマソングも舞いも殺陣も声優紹介も、さすがプロ集団はやることが華やかです。
 完成したドラマの一部を流して、テーマソングの「涼風一瞬」は、やはり私が見出しただけあって、衣裳も華やかにそして爽やかに、義に殉じた島左近を歌い上げて下さいました。舞いも重厚に、殺陣はどきりとするほど気迫があり鳥肌が立ちました。バックの幕は戦乱の中世大和をイメージして、竹筆のタイトルも妖しくて、ビジュアル的には大成功です。
 また交流会の様子は写真付きでご紹介しますが、ひとつ「夢」に大集合した地域力というものを感じます。ビジネスで企画すれば大きな資金が必要で、興行世界は、よほどの覚悟がなければ素人の手出しできない世界です。
 それを資金も公的支援もなく、熱意と善意と意欲だけのボランティア企画に、ここまで個々の才能を集結できたのは、地域から広域への発信という大きな大儀の御旗があるからです。これを成長の芽として、もっと多くの地域の才能を巻き込んで、大きな文化発信の舞台に成長させるつもりです。
 新春は、島左近「大和の風」を、中世大和からの文化発信の一大旋風として巻き起こすつもりです。この風に乗って見たい方はどんな才能でも歓迎します。
 うぶすな編集部にメール下さい。
 現在、島左近「大和の風」のホームページを制作中です。
 そこでもっと詳しく様々な情報を流す予定です。
 参加者の皆さん、どうもありがとうございました。

■2007年12月19日(水)  締め切りの修羅場の真っ最中です。 編集長 朱
 忙しすぎてここ数日、まともに寝る時間がありません。
 正月号の1面の版画文字をうたた寝しながら彫ったので、字が乱れるやら、削りすぎるやらで、数年前の作品と比べると相当質が落ちましたが、この乱れ方もまた版画の趣かと許していただきます。
 師走は、印刷屋さんの仕事納めに合わせますので、締切が3日も早くて、おなじみになった原稿遅い組に胆を冷やされます。締め切りは本日の深夜。
 つまり交流会当日の早朝なのです。
 まだ連絡が行っていない方もいるのに、昨日は収録、今日はステージ準備と締め切りの原稿チェック、記者との対応に大忙しです。
 だからメールの返事が遅いと思っていらっしゃる方、もう数日をお待ち下さい。
 せめて交流会を過ぎて、次の台本の発送が済んで連絡事項も完了してから、ゆっくり返信させていただきます。

■2007年12月18日(火)  うぶすな交流会のお知らせ(再度)   編集長 朱
第23回 うぶすな交流会のお知らせ(再度)

日 時  12月20日(木)午後1時〜3時
場 所  斑鳩町法隆寺iセンター・2階ホール
会 費  2000円 声優・スタッフは半額
駐車場  受付で魔法の呪文「うぶすな交流会へ」と言えば無料。
     準備のため事前連絡が必要です。

出席の連絡先 ubusuna@sky.707.to
ま た は  090−3702−6424(長田)

 うぶすな交流会は地域文化人の親睦会です。
 今回は、来春放送予定の連続ラジオドラマ「島左近―大和の風ー」の制作発表もあります。
 ・日本クラウンの板東慎之介のテーマ曲の紹介
 ・伝統文化を伝承する会の菊善治美恵子の創作舞い「島左近」
 ・徳丸新作の創作殺陣「大和の風」(日本殺陣道協会・殺陣道家、永原亮作)
 ・俳優の山下忠彦の「剣舞」
 などもあり、NHK奈良のテレビ取材など報道関係者も参加しますので、文化活動の発表の場を求められている方はぜひおいで下さい。


 年末多忙のために、個々に交流会の連絡ができません。
 再び啓示します。
 ご出席の方は連絡下さい。




■2007年12月17日(月)  7話、8話、収録完了!         編集長 朱
 今日は16時半からNHK奈良の取材が入りました。
 カメラを前に緊張の収録です。
 実はとても上がり性で、カメラがこっちを向いていると思うだけで緊張してしまうのです。さすが大人の島左近役の徳丸新作さんは堂々としていました。
 カメラが向いても平常心で居れるなんて、すばらしいことです。私はようやくマイクが慣れて何とか語れるようになったのですが、でもゲスト番組は苦手です。できたら黒子のディレクターやプロデューサーに徹していたいのですが。
 そして本日のメイン、今年最後の「大和の風」の収録でした。
 7話と8話で20人近くが集合して、狭い事務所とスタジオはもう満員です。
 いつもどおり、熱気と熱意で乗り切りました。
 みなさん本当にありがとうございました。
 20日の交流会もNHKが入ります。一人づつ役と氏名を紹介しましょうね。
 まだ交流会の連絡をしていない方もいて、毎年ながら時間がなく、この数十年かかしたことのない年賀状ですが、今年は出せません。
 色々と申し訳ないことです。
 7話、8話、収録完了!

■2007年12月16日(日)  14日15日と留守でした。        編集長 朱
 2日ほどヤボ用で奈良を留守にして、ようやく大阪に到着してすぐに、京都のホテルで知人のディナーショーに参加してきました。
 ホテルでのディナーにいつもの取材用の雑な格好ではと思って、ちょっとばかり気を効かしたつもりがあまり大差なくて、まあこんなものさと開き直って、御酒だけはしっかり頂いて参りました。
 やはり京都は遠いですね。終って寄り道もせずにまっすぐ帰ってきたのに、帰宅はほぼ深夜。
 でも仕事だけはしっかりとしてきました。
 どこにいっても仕事はついて回って、寄稿の依頼はどこでもすんなりオッケーなのに、営業は切り出せずに懐だけはいつも閑古鳥です。
 でもいい関係が広がって、素敵な友人も出来て、生きて行くのに楽しさだけは不自由しません。
 年末だからか世相なのか、懐寂しい話も不自由しませんでした。
 そろそろ年末の締め切りに突入します。

 交流会の参加者は連絡下さい。


■2007年12月13日(木)  中世文化が花開いて…         編集長 朱
 今日といっても数時間前は昨日でした。
 だから昨夜、教養番組の「月夜のねこ」の収録を終えました。
 能楽金剛流の植田恭三先生を狭いスタジオにお招きして、30分番組の3本分を通しで収録するという、申し訳ないほどしんどい収録を敢行いたしました。
 でも能楽の大御所の謡いを、生の声でこんなに身近で拝聴できるなど、身に余る幸せでした。
 もっと嬉しかったのは「大和の風」の織田信長の「人生五十年…」のあの有名な謡いを、収録中に個人的なリクエストをして、みごと収録できたことです。番組プロデューサーのとても美味しい役得でした。
 だからまだ未定の織田信長役の方、望外の幸せですよ。
 能楽発祥の地の奈良県で、県内能楽の第一人者に信長になって謡って頂いた「能の謡い」をそのまま使わせていただくのですから。
 そして日本刀発祥の地の奈良県で生まれた殺陣(たて)道を、ラジオドラマの広報に起用するなど、とても贅沢な文化支援になりました。また、女舞いだけでなく、京都の俳優による豪壮華麗な創作剣舞「島左近」や、島左近創作殺陣「大和の風(日本殺陣道協会・殺陣道家、永原亮先生作)」も完成して、ジミ〜なラジオドラマがよりビジュアルに、より華やかに話題性を帯びてまいりました。
 むろんテレビがこれに飛びつかないわけがありません。
 NHK奈良の取材はこの多彩な中世文化の集合体を、お正月特番でじっくりと紹介します。
 ラジオドラマの制作から発して、様々な付加価値が生まれ、いま大きく中世文化が脚光を浴び始めています。
 

■2007年12月12日(水)  第23回うぶすな交流会のお知らせ   編集長 朱
第23回 うぶすな交流会のお知らせ

日 時  12月20日(木)午後1時〜3時
場 所  斑鳩町法隆寺iセンター・2階ホール
会 費  2000円 声優・スタッフは半額
駐車場  受付で魔法の呪文「うぶすな交流会へ」と言えば無料。
     準備のため事前連絡が必要です。

出席の連絡先 ubusuna@sky.707.to
ま た は  090−3702−6424(長田)

 うぶすな交流会は地域文化人の親睦会です。
 今回は、来春放送予定の連続ラジオドラマ「島左近―大和の風ー」の制作発表もあります。
 ・日本クラウンの板東慎之介のテーマ曲の紹介
 ・伝統文化を伝承する会の菊善治美恵子の創作舞い「島左近」
 ・徳丸新作の創作殺陣「大和の風」(日本殺陣道協会・殺陣道家、永原亮作)
 ・俳優の山下忠彦の「剣舞」
 などもあり、NHK奈良のテレビ取材など報道関係者も参加しますので、文化活動の発表の場を求められている方はぜひおいで下さい。

■2007年12月11日(火)  活気があってイイですね!        編集長 朱
○ シニア 「メッセージ : つぎつぎと枝が生まれ伸びる若木のようで素晴らしいですね、やはり大地のチカラってところでしょうか。活気があってイイですね!」

・ いつもありがとうございます。
 昨日、改装したての居間で7名が集まり、ネーミングどおり「わやわや」と和やかに話し合い、ケーキとコーヒーを頂きながら、今後の対策を練り上げました。まったく心強い「おんなセブン」です。
 新聞記者も連絡すればすぐ来てくださる、この環境も「うぶすな」の財産ですよね。
 17日の収録にはNHK奈良のテレビ取材が入る予定ですし、20日の交流会の「大和の風」制作発表にもNHKが入ります。すでに俳優の徳丸新作さんと山下忠彦さんとで、8日に局の方と打ち合わせをしました。
 活気は湧くようにあふれています。

 さて、島友之は新吉(後の島左近)の実父です。
 脚本家も演出の私も、島友之は実直な人をイメージしました。
 勤勉で融通が利かない、けれど心優しいお父さんです。しかしこの父の照れ屋な心は新吉少年に届きません。戦国時代の倣(なら)いとして家の都合で養子に出され、また事情で手元に引き戻し、少年新吉の心を翻弄しますが、父は父でそれなりに心を痛めているのが、子ども心では理解不能なのです。だから順昭と黙阿弥に癒されてしまうのです。
 たぶん友之は元気なわが子より、病体のご領主と幼い順慶のことで頭が一杯なのでしょう。
 島友之役の矢野一弘さんは、役柄でそうなのか、ご自身がそうなのか…、とても実直な紳士です。1話と2話のジタバタをくぐり抜けた最初の声優たちとは、何だか不思議と戦友意識が湧いてしまいます。
 慣れない分、再録も含めてそれはそれは、大変な収録でしたから。

■2007年12月10日(月)  声の会「わやわや」結成です。     編集長 朱
 島友之の紹介は翌日に回します。
 今日「大和の風」オーデション参加者の、まったく初体験の声優志望の方たち7名で「声の会、わやわや」が結成されました。
 「大和の風」は男性の声優さんがたくさん必要ですが、それと同時に地元の農民や雑踏シーン、住民たちの声がドラマの奥行きを作り出しますので、「女1、女2…」など名前のない声優の活躍の場があります。
 そして今後、番組の広報活動をする場合、会場設定や、整理、案内、手配など「大和の風」の潤滑油、または中核になって動いてくださる方々です。
 毎月一度集まって台本の読み合わせから、今後の展開や手配などをお茶をしながら語り合えたらと思います。そして一人抜きん出て活躍されているナレの読み合わせができれば、もう完璧。
 新しい居間は吹き抜けで板張りなので、ストーブが効かないけれど、声は良く響いて、発声が気持ちよく、演出の意思とナレが心地よく合うようになりました。
 また、奈良新聞に取材に来ていただいて「声の会・わやわや」の初の取材も完了。1月のお正月特集に大きく載る予定です。
 幸先よろしい、さっそくのメディアデビュー。
 また奈良新聞のプロ記者から写真を提供して頂き、「わやわや」代表の寄稿で母体紙うぶすな1月号にも当然、紹介します。
 主婦が中心の「わやわや」は雑踏シーンなどでわやわや語る、が語源と、わやわやの「わ」は、「和」や「話」や「輪」だからです。
 連絡係と代表と会計と司会も決まった、心強い女7人、声の会「わやわや」です。

■2007年12月09日(日)  宝塚的男子の美声            編集長 朱
 少年、新吉は島左近の幼名です。
 幼い内に同じ島氏に養子に出されて、また返されてと実父と養父の間を行ったり来たりしますが、順昭に出会うことで順慶との縁が繋がり、運命に導かれるように時代の波に翻弄されて、歴史の表舞台に立つようになります。
 現在はまだ元服前。
 この島新吉を演じているのが劇団員の「汐乃かをる」さん。
 メリハリのある硬質な声をしているので、つっぱり屋で背伸びをしたがる繊細な少年を、宝塚的な男子で好演しています。ラジオでは消えがちの言葉の始めも語尾もしっかりして、声が安定しているのはさすが。
 きっと舞台でもよく通る声ではないかと思います。
 もうすぐ新吉は元服して、恋もして結婚しますので、本物の若い男性と交替しますが、役者として完成されている方なので不安なくおまかせできますので、いずれ、リスナーが忘れたころに、今度は女性として復活していただこうと思っています。
 汐乃新吉には2度もらい泣きをさせられました。

 次は島友之。新吉の実父です。

■2007年12月08日(土)  男、黙阿弥に救われました。      編集長 朱 
 領地と幼い跡継ぎの順慶を守るために影武者を使った順昭の、お先棒を担がされた琴の名手、僧侶の黙阿弥。
 一度は領主様になって無事に帰って、「元の黙阿弥」になった、数奇な運命の盲目の僧侶。
 順昭が少年新吉(後の島左近)の運命を決定付けた相手なら、木阿弥はそれを支えた人物です。木阿弥が優しければ優しいほど、養子に出された新吉は気を掛けてくれる順昭に、人生を囚われてしまいます。
 三原真司さんは役者ではないのですがオーデションの申し込みを頂いて、電話の声質でその場でご協力をお願いをしました。あらゆる意味でとても「役者」な方で、咄嗟の状況判断が早くて小回りがききます。
 初めのころ「大和の風」が動き出したとたんに様々なアクシデントが連発して、役者さんが収録日にドタキャンしたり、演出家とナレーション、新吉役が途中で抜けて、1話と2話が再録になりボランティアの意識の壁を感じていましたが、この三原黙阿弥の気転と気遣いで相当救われました。「役者」だなぁと思うところは、そのドタキャン氏の役をその場で押し付けても、驚きながらもしっかり拾ってくれたことです。
 どれだけほっとしたか。
 しかし再録のお蔭で、はっきりと腹が据わりました。
 三原さんには優しい木阿弥を演じていただきましたが、後々、地声ですごめる戦国武将を演じていただきます。期待の役者です。

 次は少年、新吉。後の島左近です。

■2007年12月07日(金)  大和の男は熱かった!          編集長 朱
○ シニア 「メッセージ : そうかもしれません!作り手の想いを通すより、状況対処で新しい表現が生まれるって事もありますからね。オリジナリティーですね。根幹がブレなければ・・・ですが。」

・ その点は大丈夫です。脚本家と常に煮詰めながら、小説から脚本から、企画制作者の意向を差し入れて、現場でもまだ添削しながら、役者という媒体を使ってドラマ作りをしているのです。「根幹」は原作でも小説でも脚本でもなく、企画制作兼演出にあるのですから揺らぎようがありません。
 「大和の風」はドラマ52話だけでなく「効果音」「新聞小説連載」「創作舞い」「刀と槍の殺陣」「顕彰会創立」「東京進出」などすべてのプロジェクトが同時に進行しています。全体を総括するバランス感覚と確固たる意志がなければ、どの部門も動けません。

・ 順慶・左近の永遠の宿敵、松永弾正久秀は隠れファンの多い役です。
 この役も2転、3転して、久秀を演じたい方々が何かと収録日が重なって、泣く泣く役を辞退されています。とても難しい中高年の声優探しでしたが、ツテでご縁が繋がった中村大介さんに、電話の低めの声だけで重要な役を決めました。
 求めていたのは、低くて硬い声。知性人の冷淡さを出すために。
 お会すれば、ソフトで甘い声……。
 中村さんも役者でキャラが変わりました。
 久秀は当時では斬新なほどの合理主義者で、その上に茶人で教養のある方でした。
 中村さんは低いソフトな声で、人をそそのかす怪しいセリフでも、ほのかに教養が香ります。ですから、「もっと嫌味に。腹に一物を持って」と言っても、どことなく騙し方が上品なのです。そこで中村久秀を使って、教養人で切れ者で先が見えすぎた男の悲劇を表に出すことにしました。
 なぜ彼は裏切り続けるのか、あのソフトで知的な声で事を謀られると、どうして騙される武将が凡庸に見えるのか。ここはぜひリスナーになって自分の耳で聞いていただきたい。何度も信長を裏切りながら、何度も「あの」信長に許された男の悲劇を。
 戦国時代初の壮絶な最後を。……大和の男は熱かった! 

 次は元の黙阿弥の語源になった、僧侶「黙阿弥」。

■2007年12月06日(木)  順慶パパの筒井順昭とは        編集長 朱
○ メッセージ : 「城達也のジェットストリーム」や「石丸謙二郎の世界の車窓から」など情景に合った声ってありますね。洋画の吹き替えで受ける側のイメージみたいに・・。

・ そうなんです。役者でも役柄に合った声がありますし、合わない声もあります。
 こちらのイメージしているキャラと声が噛み合わない場合は、役柄の方を微妙に変えてしまいます。つまり役者第一なのです。
 なぜ役者第一か。
 台本のメール配信から読み合わせまでが短期間の上に、読みあわせで演出して即、収録ですので、役者の声を変えるより配役のイメージを変えるほうが手っ取り早いからです。
 その極端なのが、徳丸新作演じる「筒井順昭」でした。
 徳丸さんは脚本家のイメージとまったく正反対の声を持つ役者で、役作りもメール指示でほぼ完成していました。ところが声色に年齢的な無理が感じられて、ドラマ中に何度か咳き込んでもらい、持ち前のかすれ声が病体の臨場感を盛り上げて、年齢のつじつまを吹っ飛ばしてしまいました。
 時々脚本家が入れないサビも入れて、現場で「順昭」をまったく作り変えてしまったのです。配役より、適材の役者にキャラを合わせたいい例です。
 当初の「清廉な武将」が「策謀家の武将」に変わり、少年新吉(後の島左近)の一生を大きく決定づけるものになりました。その同じ声で、石田三成に仕えて関が原で殉じるまで壮年の島左近を、徳丸左近でお願いして、順慶、三成に至る、因縁の綾糸をギリシャ神話っぽく演じていただくことになりました。

 次は松永弾正久秀。
 この役もファンが多い割りには中々決まらずに、2転、3転しました。
 

■2007年12月05日(水)  表情のない声だけの世界        編集長 朱
 もうヨソの演出家は必要ありません。
 なぜなら地元出身の戦国武将の紹介と、その生き様を通して中世大和の地域史を掘り下げるのが目的なら、地元の発起人と脚本家が密な連絡を取りながらドラマ演出をする方が、より適切ですし、より詳しいと思うのです。
 しかもこの発起人は物書きで、ラジオの現場で制作、放送している現役です。

 舞台人の役者さんを見て、ラジオドラマと舞台との発声の違いに気がつきました。
 役者さんは地声で役作りをするのですね。
 ラジオのパーソナリティーやDJは、まず地声でマイクに語りかけません。
 テレビのアナウンサーでも同じです。
 地声ではカツゼツが悪く、特徴もなくて、表情の伴わない声だけのラジオ放送では相手に伝わりにくいのです。活舌を意識すると発声から違ってきます。
 今まで表情や仕草の演技に頼って、発声の頭や語尾に気を入れていなかった役者さんも、声優という声の演技を積むことで格段に活舌が良くなり、舞台でもメリハリのあるよく通る声になると思います。
 演技指導は役割表の解説だけの方や、非常に細かな解釈とこう演じて欲しいとの要求まで入れる役は、脚本、演出とも力を入れた、作り込めば特長を発揮できる役です。
 さまざまな声質、声色、がありますが、各々キャラを自分なりにイメージすると口調が慣れて、原稿を読む作り物っぽさが無くなるのですが。
 まず役に惚れること。
 行動には必然があり、その動機を理解すると、演じている相手がいとおしくなりますよ。
 

■2007年12月04日(火)  Y監督の薫陶を受けた自称プロ。    編集長 朱
 一時期、30分ドラマ全52話の制作という膨大なスケールにあきれて、なかなか演出家が決まりませんでした。引き受けても数日して丁寧なご辞退を頂いて、仕方なくプロの役者相手に「そこはもう少しこういう声で…。違う違う、ここはこうだからこのように抑揚を付けて…」と自分のイメージを伝えるべく演技指導しながら、すでに6話まで収録を終えました。
 不思議ですよね。
 始めの演出家が事情で降りて、あわてて探してこれはと思う方にお願いして、断られて、また探して。あせってあせって、時間切れでやむなく手がけた演出です。
 ところがようやく、新聞で見た「大和の風」の演出を引き受けようというプロが現われました。
 このような書き出しですでに見当がつくと思いますが、「自分はプロだからボランティアではできない」とおっしゃる。「いえプロだからこそ、ボランティアでの参加は意義があるのでは」。
 つまりは銭を出せ、出せないの攻防戦で「プロの演出家」は引き下がって帰られました。
 素人に向って、さる有名監督と一緒に仕事をしたといえば、経歴書(確認できるもの)も出さずに営業できると考える方が、素人考えです。
 素人相手に分かりやすく話すのではなく、英語混じりの業界用語を使って手振り身振り…。この手合いは映画制作で何人も面接させていただきました。
 自称プロの演出家氏、一作数十万円の演出料をみずから数万円に値下げ、ついには交通費だけでもと食い下がりましたが、この方だけに交通費や取材費を出すわけにはいきません。みなさんが手弁当です。だから価値ある住民の文化活動になるのです。
 それにもう演出家は必要がなくなりました。
 長くなるので2日に渡って説明します。

■2007年12月03日(月)  大和の風、5話・6話の収録完了。   編集長 朱
 ようやくホットカーペットをゲット。
 液晶テレビに電子レンジをおまけにつけてもらいました。まだ配達されていませんが来てもあまり見ないと思います。誰もいない部屋に誰も見ないテレビと誰も座らないホットカーペット。まったくムダの極み。
 ムダではなかった、古い修理された水屋が帰って来ました。
 あのボロボロが、大きな傷は残したままの、まるで古参兵のように貫禄をつけて、部屋に納まりました。ステキです。
 これで新参者のテレビが入れば、この部屋は完璧になります。
 
 本日、無事に5話と6話の収録が終りました。
 雨と渋滞で全員集合が遅れたにも関わらず、一人づづの読み合わせも効率よく、チェックも出来て、収録も早くなりました。次第に手順が慣れてきました。
 雑踏シーンでは皆、好きなセリフをてんでバラバラに。それが個性的でまた面白い。
 次第に収録も楽しめるようになり、音楽も完成して、早く編集と音入れの完成作を聞きたいものです。皆さんと同じ、私も一度も聞いていません。東京や広報にも使いたいのでとても待ち遠しいです。
 声優のみなさん、今日はご苦労様でした。
 次の収録は、7話と8話で今月17日です。
 交流会は20日の1時から。法隆寺iセンターにて。
 歌手の板東慎之介によるテーマソング。芸能文化を継承する会による奉納舞い。俳優の徳丸新作の殺陣と、とても凝った交流会です。一人参加費2千円です。
 パーティー形式でお食事の用意がありますので、必ず予約ください。

■2007年12月02日(日)  ホットカーペット考             編集長 朱
 ホットカーペットを見に行きましたが、あまり品数が多くて目移りして、結局のところ買えませんでした。どうも買物が苦手で、物を購入しなければならないと考えるだけでおっくうになり、気疲れしてしまいます。
 我家は基本的に物を捨てない家なので、買えばまたそれが蔵の荷物になります。そう思うと粗大ゴミを買い込んでいるような、嫌な気がするのです。
 解体前に天井から下ろした古い照明器具や古い応接セット、変色した額物、安物の壺類、古ぼけた人形や趣味の土産物などは大小のダンボールに入れて、また蔵の奥にしまい込まれました。
 この調度品たちは、絶対、ぜっ〜たい! 2度と再び、陽の目を見ることはありません。なぜなら蔵の中には古い子ども布団や、夫の子ども時代の学習机や地球儀、電気スタンドまでしまい込まれているからです。
 先日はレトロな扇風機を見つけて感激しました。
 とは言え、今日の下見はホットカーペットと照明器具と液晶テレビでした。
 下見だけで疲れ果て、自宅の居間に戻って梁から下がったブランコに揺られて考えると、何も買わずにこのままの方がいいような気がしてきました。
 友だちが来たら、古い座布団を板の間にずらりと並べて、真ん中に箱火鉢を出して手あぶりでもしてもらおうかしら。何だか時代劇の寄り合いみたいです。
 でもピアノは30年、長椅子は購入後40年、食器棚はまだ修理から帰っていないけど、古い長椅子は長い歳月にビクともせずに、クラッシックになってより品格を漂わせています。銅張りの箱火鉢はさらに年代不詳で、長火箸とともに妖しいです。
 火鉢だけでは板の間は寒くて、友人のためにもホットカーペットは必需品でしょう。
 夜が明けたら、ホットカーペットを買いに行きます! 

■2007年12月01日(土)  居間にブランコ、食卓を飛ぶ。     編集長 朱
 昨夜、リフォーム完成後の居間で始めて食事をしました。
 やはり木の香りのする部屋は気持ちがいいですね。難点は、板の間で座布団もなくベタリと座ると足が痛いことです。
 座布団も綿より麻を編んだものが好みですが、そうするとやはり軟弱なお尻は痛いでしょうね。台所のシンクも新調せずに古いものをきれいに洗って使いましたが、まるで中古のシンクみたいに板の間にしっくりと治まりました。ふるぅ〜いふるぅ〜い、長いソファも古いまま、なんとなく治まりました。
 新品の板の間にうちのネコがもう、杉の白木に足跡をポコポコつけて走り去りました。
 30年たてば全体が色づいて落ち着きますので、少々の汚れは気にしません。むろん、少々の傷も家の歴史です。そう思わなければ、田舎の家は管理できません。
 梁の真ん中にぶら下がっているブランコで、ぶぅ〜らん、ぶぅ〜らん揺れるととても気持ちよくて癒されます。大きく漕(こ)ぐとまるで部屋の中を飛んでいるようです。
 工務店の「ハシユイ」さんから素敵なプレゼントでした。
 吹き抜けなので冬より夏向きの居間ですが、夜が明けたら一仕事を済ませて、ホットカーペットを探しに行こうと思います。
 

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