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■2007年08月31日(金)  一歩、踏み出ませんか          編集長 朱
 しばらく忙しかったせいでしょうか、またまた常連さんの参加です。

○ 子持ちデザイナー「確かにお盆の時期には、先祖や子孫について考えてしまいますよね『親子』の親も、子の時があり子も親になる、子は親を見て親は子に想いを馳せる、親になった子は自分の親の子の時代に想いを馳せる・・ややこしいけど、切れない物です。昨日親と過した幼少の頃の場所をGoogleEarthで覗いてみましたが、通ってた小学校は去年閉鎖されてました。私ももっと親のようにたくましく成らなければ・・もう親なんだから」

・ 歳を重ねると言うことは体が老いることであって、気は十分に若いけれど、体が付いていかないことは多々あります。
 また反対に、老いて経験も積んで、物事を大成できる実力さえ身につけているのに、何事にもおっくうになって活力を失くしている場合もあります。
 体が思うように動かなくなったから、気力、活力とも萎えても仕方がない、と考えるのは怠慢です。歳を取って経験を積み、バランス感覚さえ身につけていた今こそ、出来ることがあるのではないでしょうか。
 私はこれこそ「人生の賜物(たまもの)」と考えて、このチャンスを無駄にしないように、やりたい事を見定めて、邁進するつもりです。
 若いころに勝負を賭けたのでは、間違いなく転んでいました。それは全体像や目標がしかと掴めてないからです。若さゆえの驕りもあります。
 「子持ちデザイナーさん」もっとたくましくあらねば、と考えられる限り、活力、気力とも十分にあります。過去に思いを馳せるのはまだお早いのでは?
 まだまだ、未来は開いています。
 一歩、踏み出ませんか。
 

■2007年08月30日(木)  他人の愛をお金で買うより…      編集長 朱
 お久しぶりな方からメールを頂きました。

○ 北の爺より「私は70代の老骨ですが、息子とはうまく参りませんでした。孫とも 年代が違いすぎて話が噛み合いません。その嫁たるやほとんど口を聴く事がありません。『峠族』さんの家族に対する思いやりは立派ですが、所詮女の人や若者に家長の苦労は分からないものと思っております。分からないものに何と話しても分かってもらえるものではありませんので、自然に家長は無口になります。何を話しても明るく笑ってくれる、馴染みの店に通うのも、人の情で仕方のないことだと思って、寄り合いの帰りには必ず寄って息抜きをしていますが、男にはそんな場所が必要だと思いますよ。また編集長さんに叱られると思いますが、男は一歩外に出たら7人の敵がいると申します。心置きなく休む秘め所を持つのも男の甲斐性でロマンだと思っております」

・ 人生の先輩に、若輩者が叱るなんて畏れ多いことです。
 でも寂しい人生じゃありませんか。私の知人に何人も息子がいて、孫も息子の倍ほどいるのに、誰も寄り付かずに一人で暮らしている先輩がいます。時々、様子を見に帰ってくる息子に「いつ帰るのか」と迫るので、次第にその孝行息子も足が遠のいたとか聞きました。
 また家族と同居をしている先輩に、奥様を見送った後に意地を張り続けて「自分の面倒は自分で見る」と、食事を宅配に頼んで自炊しているとか。同居のお嫁さんがお惣菜を差し入れてもガンと断っているそうです。
 知人の大先輩に、双方に家庭がありながら数十年の愛人関係を続けて、双方ともツレアイを亡くして「いまさら結婚なんて」と言いつつ、まだ愛人関係を続けながら2人で公的な場に出席しているツワモノカップルもいます。
 老後の生き方を自分流に通したいなら、孤独な部分も受け入れなくてはなりません。また息子や嫁さんに愛される努力をするより、商売用の笑顔を金で買う方がマシと考えるなら、寝込んだときもお金で解決するつもりでしょうか。
 家族との和解は健康なうちに済ませていた方が良いですよ。
 誠実な「峠族さん」の心配より「北の爺さま」の老後が心配です。
 それから「男は7人の敵…」ですが、女性は夫になる人の愛のみを信じて、他人の家庭に入るのです。舅や姑の支配する家庭そのものが針のムシロなのです。
 男の甲斐性や男のロマンなどと実体のない妄想にすがるより、少し素直になって家族に語りかけたらいかがですか? 本物の笑顔は無料ですよ。

■2007年08月29日(水)  父子二代に渡った宿題         編集長 朱
○ 峠族「お久しぶりです。この盆の墓参りに息子と酒飲む機会があって、酒飲みのいかんところで説教口調になって、『将来どう考えとるんや』と言ったら、反対に『オヤジの仕事は将来性がない』と言われました。前に編集長が自分の昔を息子に話してやれと言われたことを思いだして、『かあさんにも言ってないけど』と言って話してみました。黙って聞いてくれました。『バイク転がすの反対せんけど、近所の人に迷惑かけると母さんが肩身狭い思いするから』と言いました。それから車の話になって遅くまで車のことばかり話しました。こんなに長く息子と話せたのは初めてでした。あれから少し感じが変わりました。よかったと思っております」

・ 一つハードルを越えられて良かったですね。
 お父さんと同じ血を引いて車が好きなのですから、車や運転技術のことを、オヤジではなくその道の先輩として話すといいですよ。お父さんも息子と話すことで、かつて迷い多かりし若い自分と向かい合ってください。その当時に出せなかった答えが、今なら、息子さんを通じて見出せるのではないかと思います。
 年齢なんて関係ありません。息子とオヤジの関係も、必要ありません。
 青春時代の迷いの根源を、見定めずに今に至ったことが、すべてのもつれの元だと感じました。あなたが「納得しなかった現実」に同じように息子さんも囚われている気がします。
 2人で、親子二代で解いてみませんか。

■2007年08月28日(火)  市長の交流会に参加する前に     編集長 朱
 今日は大和郡山市の上田市長の交流会です。
 午後から仕事があったものですから、早々に会場となるホテルに到着して、時間までの3時間を温泉とサウナに入ることにしました。
 家の中がサウナ状態なのに、何が悲しくてお金を払ってまでサウナに入るのか、自分でもおかしな気分でしたが、でもやはりサウナは気持ちがいい。
 家で大量の汗を流すと気持ち悪いのに、裸なら気持ちがいいのはなぜでしょう。
 体温が上がってもうダメ、となると水中歩行用のプールに入り、体の熱が下がるまで水中を歩き、十分冷えるとまたサウナに。それを繰り返していると体が軽くなるほど心地よい汗が流れます。
 きっと肉体的な我慢は「苦行」に通じるものがあるのでしょう。
 あっという間の3時間で、あわてて身体を冷やして風呂から上がり、市長の交流会に。
 お久しぶりの知人がたくさんいて、あちらこちらで再会を喜び、ご縁が繋がり、あらたなご縁でまた仕事に繋がり、ラジオのゲストにお招きする方を何人か見つけてきました。いずれ紙面でお目にかかり、ラジオでお耳にかかるでしょう。
 その後は2次会でビールを飲んで、サウナで絞った分だけ、しっかりと補給してきました。
 だから今夜は疲れています。そろそろ丑三つ時です。
 健全な方はもうすでに就寝されている時間です。

■2007年08月27日(月)  子連れ仕事人と世話係奮戦記     編集長 朱
 暑い中で、子連れ仕事人に能率よく仕事をしてもらうために、ニワカババになって毎日子守をしています。
 でも乳臭いってかわいいです。ようやくズリハイをし始めて、どこでもズリズリ這って、何でも口に入れています。そのたびにニワカ子守りは絶叫しています。
 そんな中、夏休みの子守に四苦八苦しているお父さんからおたよりを頂きました。

○ おやじ「酷暑の中、6歳の娘と山・プール・海・墓参・盆踊りと連日出かけてクタクタです。55歳にはこたえますが、家族でドタバタしてるのが心地よく思えるようになって来ました。離婚してはなれた27歳の娘に休みの模様をメールしたら『父さんと小さい頃の遊んだ想いではグアムサイパンぐらいかな』との返事でした、私としては”他にももっと有るやろ”と言いたかったのですが、すぐに返事のメールをくれた娘の気持ちに喜びを感じ嬉しかったですよ。まあ体力のあるうちにドタバタと親子の想い出づくりに励みます。フーッ!」

・ お父さん、ご苦労さまです。そしてお母さんたちも夏休みは大変ですね。
 うぶすな発行に、データ係が泊りがけで仕事をしています。娘なのですが、幼い子どもを前向きに抱いて、遠い嫁ぎ先から新幹線に乗ってやってきます。
 子連れ仕事人が来ると編集長はニワカババになって、ほれオムツやの、それ離乳食だの、てんてこ舞いです。原稿仕事は慣れていますので、どんな修羅場でもおちゃのこさいさいですが、ハイハイする傍若無人には手を余します。手の届くものは片っ端から口に入れてヨダレをつけて、ヨタヨタ立ち上がって転んではかんしゃく泣きをしていましたが、仕事人がデータ整理と発送に集中し出すと、次第におちびさんも転んだくらいでは泣かなくなりました。
 この暑いのに外食も控えています。
 外で物を食べると、わが傍若無人はスプーンを振り回してご飯を飛ばし、野生の雄たけびを上げますので、暑くても自宅で離乳食を作りながら、細々と食事をしています。
 投稿の「おやじ」殿、連日の外出、ご苦労様です。
 孫のような娘さんならとてもかわいいでしょう。
 大人の娘さんも幼い娘さんも、娘はやさしくてかわいいですね。

■2007年08月26日(日)  昼寝に付き物は…            編集長 朱
 暑い休日の午後は昼寝が一番、と書きましたところ、昼寝をしたら夜眠れないのでは?という突っ込みを頂きました。さすが関西人。突っ込み所は外しませんね。
 そうです、人間の睡眠時間はほぼ決まっていますので、昼寝をすれば夜更かしをする、これ常識です。
 私は編集者ですので日中も仕事がありますが、深夜もむろん当然仕事があります。
 この雑感はいつも日付が変わった頃に書いています。
 草木も眠る丑三つ時は、世間も静かで涼しくて、物書き仕事に最適。一番何が良いかといいますと、みな寝静まっていますので、どんなかっこうをして涼を取ろうと、誰も非難しませんし、ビール片手で仕事をしていても他に遠慮が無いことです。
 事務所は農家の2階ですので、三方を木々に囲まれて、里山と雑木にプライバシーを守られながら扇風機も消した部屋に、ただいま涼風がさやと肌を撫でて通りました。
 都会から見るとまるで天国ですが、天国は買物に遠くて、郵便物一つ出すのにもバイクに乗って山を下らなければなりません。
 うだるような日中を昼寝で過ごして、仕事時間を夜にズラして、新聞配達のバイクの音が聞こえるまで、せっせと書き物を致しましょう。
 ではでは。

■2007年08月25日(土)  真夏の正しい休日の過ごし方     編集長 朱
 暑い暑いと言っても仕方のないことだけど、内地がこれだけ暑いのだから南の沖縄はさぞかし…とお思いでしょうが、沖縄県八重山の鳩間島はけっこう涼しかったですよ。
 そしてこんなに暑くなったら外には出ません。木陰でのんびり昼寝をするか海に入っています。
 かつて遺跡調査の取材で、中国の西域ウイグル自治区に2週間ほどいたことがあります。
 そこは暑いなんてものじゃなく、陽の当たるところはたちまち蒸発するような乾燥地帯なので、砂漠の民ウイグル族はその気候を利用してぶどう栽培をしていました。
 中国政府は異民族のトルコ系のウイグル族を懐柔するのに、昔からあった地下用水路のカレイズとともに、天山山脈から雪解け水を引いて灌漑用水にも力を入れていましたので、砂漠の中のオアシス国家は日本人の想像を越えた豊かな水に恵まれていました。つまり家々にはぶどうの棚田があるので日陰が多く、みなさん日中の灼熱をさけて棚田の下で昼寝をしていたのです。これがシェスタ(昼寝)の習慣でした。
 ハトマ島やウイグル族まで持ち出して何が言いたいのかと言うと、つまり休日の暑い午後はテレビを消して、扇風機でぬるい空気をかき混ぜながら、堂々と昼寝をしましょうとの提案です。提案者なので即、実行に入ります。

 

■2007年08月24日(金)  自称編集経験者さんへ         編集長 朱
 新聞発行は、締め切りとデータチェックに神経を使い、現物を発送手配するのに体力も消耗して、この数日は心身ともに修羅場でした。
 この慌ただしさの中で以下のような質問が参りました。読者も興味があるのではと思いましたので、公開でお返事申し上げます。

○ 質問です。「自分も昔は編集業務をしていまして、まんざら素人ではないのですが、うぶすなさんの活躍を見るにつけ、昔取った杵柄と申しますか、古巣が恋しくなるような気分になっています。寄稿型とは上手い知恵だと感心しています。これなら取材入らないし、投稿者のデータだけで紙面構成すればいいから、楽勝ですね。気になるのは経営ですが、相当ムリをされているようなので、一度経営コンサルタントにご相談されることをお薦めします。(以下、自社の売り込みなので省略)」

・ まず、私は経営コンサルタントなる業務を信用していません。
 うぶすなは新聞発行だけでなく、ラジオのゲスト番組を月4本、5年以上も続けて、お招きしたゲストは400人以上いらっしゃいますが、コンサルタント業を兼務されている方はそちらの話は避けてお尋ねしています。
 なぜなら、実際の実務経験が浅いのに理想の空論や、読み・聞きかじりの情報を組み立て、まだ奥が深いように装って、口先で自論を売り込む方がいらっしゃるからです。
 この方も、編集経験があるにしては原文が雑です。こちらで掲載文に句読点を入れて分かりやすくリライトしましたが、文章にねじれがありました。
 編集経験があったとしても、原稿には手直しが必要です。
 取材経験もあるかどうか。取材より寄稿型が楽だと決め付けているからです。
 稚拙な原稿の手直しより、記者なら取材の方が楽しいはず。
 「楽勝」という言い方も大人の編集者は致しません。
 もの書きは語彙で飯を食っているのです。語彙で底を計られるようなヘマはしません。
 私は若くて自負心のある方には親切ですが、他人の土俵に土足で上がってもまだ相撲を取れると考える、若輩者には辛辣になります。

 

■2007年08月23日(木)  『ハトマキッズ2007夏』のメガネ君  編集長 朱
 新聞発行の締め切りで、てんてこ舞いをしていますので、2日分の後編を掲載します。これで今年のハトマの役者はそろったようです。

○ 叶姉妹・姉 「鳩間だと(普段よりは)オープンマインドに、人見知りも和らいで明るくいられるのは、ちょっと前向きになれるからなのだと思います。あの島の魔力ですね。コッチでも同じように出来ればいいのに。キッズのダイブ、見てました。そして、それを見て涙ぐむしのさん(叶姉妹・妹)も見てました。寂しかったですよ、お別れが。きゅん・・・と。キッズからのメール、upされるの楽しみにしていますよ! 同宿の皆さんからもゾクゾクと楽しい思い出行進が届いているのですねっ。リーダー、さすがです(笑)子持ち弁慶草は激しく白い髭を生やし始めました。お花咲かせられたらイイなぁ、本当に」
・ 涙もろいのはお姉さまもでしょう。
 まんが「光の島」を読んで涙ぐんでいましたもの。ハトマの別れはきれいですよね。なかなかあのようなドラマチックな別れはありません。音楽祭のときはもっと別れが盛り上がります。あの別れで送り出されたいものですね。
 正式名はセイロン弁慶草ですが、私も葉から根が出始めました。水分を上げたものと柱に押しピンで止めたものと比較していますが、両方ともヒゲ根が育っています。双葉の茎がグーンと伸びた時は鉢に植え替えましょう。押しピンで止めたままですと、双葉が重くて垂れ下がってしまいますので。

○ こんばんわ!!『ハトマキッズ2007夏』のメガネです。鳩間島では色々と楽しい時間を過ごすことが出来ました。夢を語り、ヤシガニを探し、海のお花畑を見て、色々な経験をさせていただきました。今日から社会人として仕事が始まりました。鳩間時間が流れているせいか、ボケボケでリハビリが必要そうです。。。早急に、ビシッと切り換えて、頑張ります!! お母さんも頑張って下さい!! では、また会う日まで(^θ^)/
・ いつも頑張って、突っ走っていますよ。あなたたちがいて今年のハトマはとても楽しかった。またお会いしたいですね。
 ハトマでは楽しい日々をありがとうございました。
 桟橋からさよならジャンプしてくれてありがとう。
 毎晩、合宿みたいで楽しかったわね。
 では、また会える日まで、再見! 今、締め切りの修羅場真っ最中です。 

■2007年08月22日(水)  服を着たまま泳ぐ体験          編集長 朱
 鳩間島のお客さん3人からメールです。
 長くなりますので2日に分けます。

○ 「鳩間15年ぶりのワタシも、鳩間のあたたかさとうつくしさを思い出し、よい休暇となりました。西表の鍾乳洞やヒナイ川ウエットくだりも楽しかったのですが、やはり鳩間の海が一番よかった。そして、人とのご縁がいいですね!『何もないのが最高、地球と遊ぶ旅』コレが今回のテーマだったんですが、ずれることなく、子供に伝えられたように思います。ただ・・・、もう少し鳩間に居たかった!! 来年、費用と相談できれば、子供とGWに行きたいと思っております。頂いた弁慶草、元気に伸びてます。いずれ可憐な花をつけるのを楽しみにしています」

・ 鳩間は遠浅なので子どもも安心して遊べますし、海がすぐそこなので、いつでもその気になればなった時に、服を着たままジャブジャブ入るのが、正統ハトマの遊び方です。海から上がったら即行、シャワーではなく、服を着たまま海沿いのマイトウゼの水道で、頭から水をかぶって塩抜きして、そのまま熱い防波堤で寝ころぶのです。服から水分が蒸発してなかなか涼しくて、でも下はポカポカとまるで岩盤浴のように、気分よくうたた寝ができます。目が覚めたらシャワーしましょう。
 ハトマでは都会の価値観を一度脱ぎ捨てると、少し心が豊かになって、視野も広がります。それに、服を着たまま自由に泳いだ経験は、突然の水難事故に遭遇してもあまり慌てません。
 国内ではめったにできない、長袖、長ズボン、シューズ履きで泳ぐ体験は、ハトマの日常から学べる危機管理かもしれません。国内では水難事故防止のために、服を着たままプールで泳ぐ経験をさせる学校もあるほどです。

■2007年08月21日(火)  鳩間島の叶姉妹、もう一人。      編集長 朱
 またまた鳩間島のお客さんからメールです。
 彼女は叶姉妹の妹さんの立場でしたが、上品で落ち着いた美人。色白で一見、おっとり型に見えて、実は着実に、堅実に生きるタイプと感じました。

○ こんにちは。叶姉妹の妹の方です(笑)「鳩間島では本当にお世話になりました。
ゆんたくはもちろんのこと、海へも一緒に連れて行って下さり、あの珊瑚のお花畑を見れたことが幸せでした! 鳩間島での4日間は同宿の方に恵まれたこともあり、とても思い出深いものとなりました。港でのお見送りありがとうございました! キッズの飛び込みももちろん見ていましたよ〜。本当に感激でした。これだから鳩間島はまた行きたくなる島なんですよね! わたしも大阪在住ですので、何かの機会でお会い出来たらいいですね!」

・ 本当に。鳩間島よりとても近いからまたお会いしましょうね。
 人間関係というものは不思議なもので、出会った環境が大きくものを言います。
 場所は沖縄の離島。数日前までは強風が吹き荒れて、私は海に入る気はありませんでした。今までほぼ毎年、島のお客さまを島内・海中観光にお連れしましたので、もう卒業したつもりで、毎日、朝から再会の宴を島の方々と交わしていました。飲み疲れた目に、艶やかな都会風美人が2人も…。楽しいキッズたちもいて。
 すっかりしゃんとなったガールスカウトのリーダー根性が目覚めて、「飲んだら肝試しにヤシガニ見物に行こう!」。しかも鳩間の海の絶好ポイントを微妙に外していらっしゃる。「リーフの環礁まで根性出して泳ぎませんか?」
 この2点で私たちの関係が決まってしまいました。
 久しぶりにガキ大将して楽しかったです。

■2007年08月20日(月)  鳩間島の叶姉妹             編集長 朱
 鳩間島のお客さんからメールを頂きました。掲載許可のお願いを返信で送りましたが、まだ返事がありません。ブログを楽しみにしていますとありましたので、見切り発車ということで一部を掲載します。
 彼女たち2人はとても長身で、明るく、華やかで、しかもヒールのある靴と日傘が島では珍しくて、まばゆいくらいおしゃれさんでした。島のびーちゃー(酔っ払い)仲間は密かに「鳩間の叶姉妹」と呼んでいました。本人もどうやらそのニックネームが気に入ってくださったようです。
 その叶姉妹のお姉さまからメールを頂きました。
  
○ 鳩間の叶姉妹です。「内地は暑いですねっ。鳩間の日々が懐かしいです。鳩間は行くたびに印象が少し違います。でも根っこは変わらず柔らかい。あれには心が癒されます。お見送りしたりされたり、あれを経験するだけでも行くかいがありますね。今回も又、マイトウゼのお客さんに恵まれて最高でした!今までで一番、健康的に遊べたかな(笑)海の珊瑚、忘れられません・・・うるる。ホントにありがとうございました! 戻ってきて「こもちべんけい草(セイロンべんけい草)」が乾燥でまるまっており、やっぱり我が家では植物は育たないかもしれない、、、とブルーになっていたのですが、しめらせて一晩たつと、なんと、もう白い芽が葉っぱのギザギザから出ていました!!! 今朝はその白い芽も増え、のび、これからの成長が楽しみです!! 今度はいつ行こうか、そんなことを考えながら酷暑の東京砂漠でも頑張っていこうと思います」

・ 人の出会いとは不思議ですね。
 東京で出会ってもきっと住む世界が違って、挨拶程度ですれ違っていたでしょうが、鳩間ではみんながフレンドリーになって、毎晩おそくまでお酒を飲んだり、お茶で人生を語り合ったり、好きな海のポイントに連れて行ったり、星を見たり、不思議なほど魂を開放して交流できました。
 だからとっても正直になって、気が合えばすぐにお友達になれます。
 それから、鳩間島でお姉さまたちと一緒に遊んだ、あの楽しいキッズたちもメールが欲しいな。
 日常ではない、非日常体験ができる場所と時間を持つことは、とても大事なことです。そこにいくと、20代半ばの男性3人でも少年のピーターパンになれたし、オトナの知的な女性が叶姉妹になれたり、かしずかれるお姫さまになったり。
 叶お姉さま、ギッズのメガネ君が、お姉さま方との別れを惜しんで桟橋から別れの大ジャンプをしましたが、船から見えましたか。泣いていましたよ。
 いいですよね、鳩間は。何者にもなれるところです。

■2007年08月19日(日)  この暑いのに午後から収録が3本も… 編集長 朱
○ 毎日暑いですね。パソコンの部屋もうだる暑さですが、周囲に緑が多いだけに朝夕は涼しくなります。これが田舎の良いところでしょう。
 今日は日曜なのに、朝の9時から公民館掃除が回って来て、家でもしない草取りやトイレ掃除、広間の机拭きをしなくてはなりません。
 お昼前には終る予定ですが、午後からはラジオの収録が3本も控えています。30分番組を1時間かけて収録して、収録担当さんが編集します。それが数時間かかる手間のいる仕事です。
 3時間以上もスタジオに籠もって、なるべくカットの少ないトークを進めるとなると、ゲストのお話を聞きながら次の質問を考えて、質問を振りながら、少しでもゲストの方に長く語っていただくように相槌を打ち、答えやすい話題や、語りたいであろうネタ、話題を盛り上げるような関心の持ち方で、ゲストのトークを引き出すのです。
 真剣勝負なので一本の収録が済むと、パーソナリティもゲストもドッと疲れますが、それを連続3本も。せっかくの日曜なのに。
 マイクの前で緊張して口数が少なくなったゲストさん相手に、話題が途切れないように、全体のバランスを考えながら質問していると、いつの間にか尋問口調になっていることがあります。
 番組が増えるなら、トークの好きな相棒が欲しいところです。

■2007年08月18日(土)  鳩間島の海底の様子           編集長 朱
 続々と、鳩間で過ごした方からメールを頂きます。
 毎年のことだけど、何度行っても、いつも新鮮な体験をします。
○ 鳩間島の2人組みです。「鳩間島でとても親切にしてくれてありがとうございました。教えてもらったスノーケルポイントはホント最高でした! 珊瑚があんなにたくさんお花畑になってたのを始めて見ました。珊瑚礁のタイドプールも、長田さんが言った通り水族館みたいですごくキレイでした。すごく感激しました。食事の後のテトラの桟橋で、寝っ転がって見た天の川と流れ星は一生忘れません。ヤシガニ見物もたくさん写真を撮って、怖かったけど触ってみてすごく記念になりました。マイトウゼに泊まってよかったです。また来年、僕たちも休みを合わせて必ず行きます。また遊んでくださいね」

・ 喜んでいただいて私も嬉しく思います。
 毎年数回も鳩間島に行くので、島酒を飲むと面倒になって海に入らないことも多かったのですが、今年は同宿のお客様とご一緒に、1日2度も海に入ることが出来ました。しばらく入らない間に海底の様子がすっかり変わっていました。
 珊瑚が白化しているのです。
 純白の珊瑚なんて始めて見ましたし、蛍光ピンクや蛍光ブルーなんて珊瑚もありました。尋常ではない色の変化です。海洋に関しては素人なので「何か変だ。とてもおかしい」としか言いようがないのですが、白化現象は珊瑚が窒息死した状態で、白から黄色に変わって次第に黒く変色します。するとあの明るい色彩の海はいずれ黒い珊瑚が広がった死の海底になるのでしょうか。
 赤、青、黄とまるで信号みたいで、きれいだきれいだと喜んではいられません。
 星砂の乱獲で海底はすっかりグランドになって、かつてはコロコロと転がっていたシャコ貝やクモ貝、スイジ貝、サザエさえいない、死んだ海になっていました。
 喜ばしいことに、陸ではヤシガニが少し復活して、10数匹ほど発見しました。
 人間が意識して「捕獲しない」と決めれば、自然はみずから復元力を取り戻すのです。
 長く通い詰めているからこそ、微妙な変化が分る事もあります。
 本当を言うと、星砂採りもヤシガニ料理も、海歩きさえ少し自粛して欲しいのです。
 特に観光客は小さなシャコ貝まで持ってきますので、無断採取は厳に禁じて欲しい。
 自然がめざましい復元力で、かつての豊かな海を取り戻すまで。

■2007年08月17日(金)  鳩間島から帰って             編集長 朱
 帰ったとたん、帯のようなメールがズラリっと。
 仕事の連絡あり、問い合わせあり、相談らしきものも…、それなのに迷惑メールが混じっていません。この手のメールもお盆休みを取るのかしら。
 今回の鳩間ぐらしは、真夏なのに海風が強くて涼しくて。
 夏に沖縄なんて、暑い時に南国に行かなくてもと思っていらっしゃる、そこのあなた。南は涼しいですよ。風が気持ちよくて、海がきれいで、いつでもどこでも海に浸かれる気安さもステキです。
 ことに今回は、東京から来た気の良い3人組の「ハトマ・キッズ」と、長身と美貌の2人の「お姉さま方」のからみが面白くて、絵になって、とてもとても連休を楽しく過ごせました。
 もっと書きたいのだけど、なにせデスクワークが…
 そして内地の暑いこと。
 すみません、しばらく仕事を頑張ります。

■2007年08月10日(金)  鳩間島に行くので16日まで留守です。編集長 朱
 わーい! わーい!今日からお休みだ。
 ハトマに行って、締め切りも収録も、新番組も、みーんな忘れて、ビーチャー
(酔っ払い) だい!
 帰ったら怖いことになってるなんて、それは帰ってからのこと。
 心底、遊んでまいります。
 では、ごめん!

■2007年08月09日(木)  日陰で伸びても花は華          編集長 朱
 若い友人に、自分の姿を「醜い」と否定する子がいます。
 否定することでおのれの存在理由を見つけるように、徹底して自分の「有りよう」を嫌いました。
 どうせ不良品ならせめて他人が誤解しないように、自分で不良品とレッテルを貼ることにしました。そうすれば息くらい自由にできるのではないかと思ったのです。
 それなのにまだ苦しい。こんな不良品、ぶっ壊してやりたいと思っても、悪ブルことで苦しんでいる家族を見て、これ以上苦しめるのはもっと辛いから、自殺までには至りません。そんな優柔不断な自分が許せなくて、どうしようもなくて自縄自縛に陥っているのです。
 相談の内容は相当変えていますが、私が若者に甘いのは、こんなに誠実に内奥から病む子どもがいるからです。
 太陽の下で、同じように陽を浴びて育っていても、陽に向かってまっすぐ伸びる子も、眩しいから(感性豊かだから)日陰で伸びる子もいます。これが植物なら誰からも責められないのに、人は他人と比べて深い反省に陥り、自家中毒まで起こして苦しみます。
 否定するのは、ありのままの自分を認めて欲しいと願う、反面の心。だからこの苦しみは自分自身の問題で、他人がどうこうすれば済む問題ではないのです。自分を追い詰めて傷つけるのは自分自身だと、気がつけば、むやみに世間と戦わなくて済むのに。
 戦う敵を間違えて苦しむ若き友に、煩悩の本質が見える気がします。
 

■2007年08月08日(水)  勘(かん)も実力の内           編集長 朱
○ シニア「洋七さんの『がばいばーちゃん』ヒットの裏には、バブル崩壊後の格差社会を迎えた今、現代の”受け入れられる時”が来たからでしょうね。洋七さんも以前漫才ブーム終焉と株投資失敗で、残ったのは”金のロレックスだけや”と苦悩の時期がありました。が、あるきっかけで”うちのばーちゃんおもろい事言ってたな”本にしてみよか、が起点だとか。上手く例えられませんが、人が才能発揮出来る時期は人生幾度かあるけど、ブレイクする”受け入れられる時”の見定めは運もあるでしょうが、勘(かん)とやはり実力でしょうか」

・ 実力とは、すでに「勘」も身につけた状態を言うのだと思います。これはイケルと感じる勘は多くの経験が下敷きになっている場合があり、経験の積み重ねは当然、身に備わった実力になるでしょう。
 あるパーティーで京大出身の若者が新進気鋭の経営コンサルタントとして紹介されたのに対して、熟年の経営者が吐き捨てるようにおっしゃっていました。「机の上に人はおらん。商売は人間関係や。経験のない若造に話を聞くとすれば挫折を味わってからやな」と。
 私もお茶をご一緒にしながらお話を伺ったのですが、まず、経営理論を説く前に、多くの経営者の話を聞いて回りなさいと助言したかったけど、意気揚々と語る若者の出鼻を挫くのも大人気ないことだと思って遠慮しました。
 これも経験です。人が黙って話を聞くときは感心しているか、無視しているかどちらかです。自分の才に溺れているうちは「あしらわれている」ことに気がつきません。
 それでも、人の目に触らないように生きるより、失敗してもめげない、挑戦が苦にならない方のほうがチャンスは多いし”受け入れられる時”は近づいています。
 人の花はいつ咲くか分りません。
 若いうちか壮年か、退職後か老年か。または波のように何度もか。
 いつでも学ぶ気持ちとチャンスを狙う姿勢でいると、満を持した「渡りに舟」に飛び乗ることができます。
 ”受け入れられる時”は自分で意識して作るものだと思います。
 意識から意志が生まれ、意志あるところに道は開くからです。

■2007年08月07日(火)  真夏の電話セールス           編集長 朱
 毎日が夏真っ盛りで、2階はうだるような暑さです。
 なにせ室内温度が30度を超えているのですから。
 外も暑く中も暑く、扇風機を頼りに1日電話番。仕事の電話はほとんどなく、かかってくるのはテレホンセールスばかり。
 「もしもし、ナガタさんですか?」
 オサダをナガタと呼ぶ時点で、私の知人ではありません。さらに、
 「奥様でいらっしゃいますか?」
 まず相手がビジネスのターゲットかどうかを確認します。
 「わたくしどもは○▽※◎…」
 一方的なセールストークが耳につくので、逆に質問。
 「どちらでこの番号をお知りになりましたか?」と。
 「NTTの電話帳で調べまして…」
 「あのぅ…こちらでは必要ありませんので」
 「ガチャン」
 ひと言の挨拶もなく。1日いて数回この手のセールスです。
 チラシも撒かず、ポップも描かず、訪問もせず、安直な電話で他家に乗り込んで、無礼も甚だしい。企業イメージを著しく落としているのに気がつかないのでしょうか。
 勝手にアンケートと称して住所まで聞き出そうとするので、思わずもう一度企業名を聞きただして、反対に脅迫しました。
 「他所の家にこんな迷惑電話をかけて、消費センターに苦情を言いますよ」
 と言ったとたん、ブツンです。すみませんでも申し訳ありませんでもなく、そのうえ礼儀もなし。
 暑いのですよ。それでなくてもうだっているのに。
 昼間の奥様はこんな電話攻撃に晒されているのかと思うと、電話番も苦労なことだと思います。
 電話番号簿に安易に名前を載せることも問題だと感じました。

■2007年08月06日(月)  ある読者との出会い           編集長 朱
 昨夜あるライブに行きました。
 そこのオーナーさんが私の読者だと知って、とても驚きました。
 どこでどなたと出会うか、ご縁というものは本当に不思議なものです。
 友人知人など興味本位で「そんなあなたが書く小説を読んで見たい」とおっしゃいますが、適当に話を濁しています。なぜなら本当にご縁があれば義理買いしていただかなくても、すでにどこかでファンになってくださっています。そして友人のライブに来た作家と偶然出会うこともあるのです。
 私の読者は、やはり私の読者でした。
 このところ編集やプロデュースの仕事が忙しくて、物書きとして読者さんたちと出会わなくなっていますが、若い彼らとの交流が途切れると、とたんに、生きベタゆえの激しい葛藤に触れられなくなって、私のキャラも静かに収まっています。
 同時にどちらも出来ないものだと悟りました。
 こちらの現実は、人と会い、交渉して、説得して、イメージを広げて、あれをあの方に頼み、これはこの方にお願いして、その件は直接会ってお話しなければ…。と頭の中は目まぐるしく動き回っています。
 そのせいでしょうね、私の内的世界はいま静かです。このまましばらく冬眠していて欲しい。必ず呼び起こして怒涛のように書き始めるから。
 このオーナーさんと出会って、やはりこちらの世界が向いていると実感しました。編集者よりプロデューサーより、物書き世界の方が楽しいし、身に馴染んでいます。
 私が始動させた「歴史ドラマ」。
 ここしばらくはこれで遊びますが、いつか古巣に戻ろうと思います。

■2007年08月05日(日)  経営能力を問われても…        編集長 朱
 借金の話はどなたも深刻と見えまして、さっそく反応がありました。
 お金を借りた人も貸した人も、返そうと思っても返せないでいる人や返すつもりのない人も、参考にしてください。

○ 峠族「納入した仕事に賃金を払わない人は案外います。納める前に文句ばかり言ってヤバいなと思ったら、支払いになると期限まで払わないです。請求しても来月払うからと払わんです。こっちは元請に支払わなくちゃならないから、自腹で払うけどそれも重なると「あんた人がいいから」と家族に責められます。家族を養う身に焦げ付きはこたえます。編集長、よおやってますわ」
○ 北の爺「赤字は薄々想像がつきましたが、やはりでしたか。それでもその状態で6年目に入るのですな。偉いもんと褒めたいところですが、その発行資金はどうされているのか、そっちの方が心配です。「うぶすな友の会」もわずかな会費なので協力といっても長期には無理ですから、これは編集長の経営手腕も問われていますよ」

・ ありがとうございます。みなさまにご心配をおかけしました。
 うぶすなの発行資金源をお尋ねですので白状しますと、我家は農家ですので、裏山のさる特殊な樹木の落葉に怪しげな薬品処理をして、これまた廃物のコピー機でお札をコピーしますと、不思議とお札そっくりに見えるのです。
 みなさんがうぶすなの台所事情をいぶかりますが、正直に答えても広告で応援したりカンパが寄せられた、ということはありませんので、ただの好奇心には真面目に応答しないようにしています。
 ただ、ミニコミ紙の発行は金があるからできるのではなく、文化的なミニコミ紙を発行したいと言う意志で出すのです。意志あるところに道は開きます。
 一度何かに挑戦されたら分りますよ。無理だと思った道が自然に開いて、どうしても行かねばならない目標がはっきりと見えてくるのが。

■2007年08月04日(土)  信じることの豊かさ            編集長 朱
○ お礼と報告「覚えていますか? 随分前に友人に金を貸したのに、ほかの仲間から「貸したおまえが悪い」「いい気になったバチだ」と言われて悔しくて相談しました。
 そしたら「貸してもいいんだ」「貸さない生き方もあるけど、貸す生き方のほうがいい」みたいなことで励まされて、すっきりしました。あれからずっと返してもらってないけど、最近になって少しまとめて返してもらいました。すごく嬉しかったです。また返してくれるそうです。信じてよかったです。お礼が言いたくて久しぶりに参加しました」

・ よかったですね。
 大人になるとお金の貸し借りではみなさん苦労されています。断るに断りきれなくて貸したのはいいけれど、なかなか返してくれない。催促しにくい。逃げ口上は聞き飽きた、など、このような広告業務をしていると時々あることです。
 こんなに広告の少ない「うぶすな」でさえ「必ず払うから」と、わずかなお金を何年も焦げ付かせたまま平気な方もおられます。貯金をしているのだとあきらめていますが、不思議と人間関係は続いているのですよね。
 信じてよかったと思える貴方に、幸あれ!
 久しぶりに清々しいメールでした。

■2007年08月03日(金)  「当たって砕けろ」の当たり方      編集長 朱
 この数日、某テレビ局のお手伝いをさせていただいています。
 公開録画用の出演者を探しているのですが、うぶすな交流会の文化人たちも舞台でのパフォーマンスとなると少し地味で、この方こそ特に推薦! とお伺いを立てると公開当日に本人の公演日と時間が重なっていたり、大会があって他の市に出場が決まっていたり、なかなか難しいものです。
 うふすなのラジオの生放送は何がなんでも、当日、その時間。
 ゲストには、会社の代休を取ってでも出演していただきましたが、大手となると反対に無理は禁物なんですね。仲介者のおごそかな断り口上に立ち往生です。お断りの仔細には説得力がありましたが、ご当人様ではないので参考意見として聞いて、後は直接確かめてみれば、どこから扉が開くか分りません。
 実際、ある分野のお弟子さんは師匠を大切に思うあまり「これほどの方だから公開などもってのほか」と断られましたが、直接お伺いすれば「私で役に立つなら」ととても協力的でした。
 俗に「当たって砕けろ」と言いますが、当たってダメだから自分が砕けた、では意味がなく、無理と思っても直接交渉してみて、こちらの事情を伝えて、相手の譲歩を引き出す(当たって砕く)ことも大切です。
 自分が仲介者の一人だから言えるのですが、事情を知ったものが無理を通すと、後々の人間関係に障りができます。返って、仲介を通さない方が忌憚なく話を聞いてもらえる可能性があるのです。
 これこそ「ダメで元々」です。
 うぶすなからの推薦は20組を越えました。
 その中で選別されて、舞台まで登れるのはほんのわずか。
 面接を重ねて取材して、今日明日でイメージが固まると思いますが、台風接近の緊迫感の中、ガンバレ、担当さん!

■2007年08月02日(木)  マンガでもラジオドラマになります。  編集長 朱
○ さこにゃんファン。「嶋左近の『しまさこにゃん』キャラクターを使ってマンガを描いてます。小説じゃなくマンガでもラジオドラマになりますか? 短編ばかりだけど続いてるのでつなげば30分ドラマになります。「びんちょうたん」のパロディも描いてます。マンガのキャラクターならドンドン描けます。小説は書けないので絵で描いてだめですか?」

・ 簡単に言うと、マンガでもストーリーマンガならドラマになります。こちらには鼻歌をカラオケにする編曲家も、あらすじから広げて脚本に起こし、なおかつドラマにできる演出家もいます。
 ただし、物語に筋が通っていなければ無利です。四コマ漫画をいくつつなぎ合わせても物語にはなりません。導入もなければ、山もなく、オチさえないドラマがドラマとして成立するでしょうか。「びんちょうたん」はかわいいキャラですが、ラジオでは絵に現される幼女の可愛さが表現できませんし、声だけでは気持ち悪いでしょう。それに、パロディはいけません。自分のオリジナルのキャラを使いましょうね。
 でも貴方のすばらしいところは、「しまさこにゃん」と「びんちょうたん」と、まったく別キャラを描き分けていることです。メールの自己申告だけで作品は拝見していませんが、例え似ていなくても、それは才能です。
 きっと「コミケ」をご存知ですよね? もし知らなければまたメールを下さい。
 貴方の才能が生かせる場所をお教えします。

■2007年08月01日(水)  ラジオドラマの原作の書き方      編集長 朱              
○ 作家志望です。「前にあらすじ書いて送って、載せないでくれてありがとうございます。あらすじは作家の宝ですよね。よく友人に話すけど、これからあまり人に言いません。小説を書こうと思いますが現代を舞台にしたほうがいいですか。時代物は苦手でして、時代考証や何やと制限が多くて困ります。ラジオだとやっぱり30分物の短編がいいでしょうか。自分は長物書きで連続向きだと思います。後略」

・ 後略としたのは前半の答えで十分と判断したからです。
 まず「あらすじは作家の宝ですよね」にお答えします。
 あらすじは宝物ではありません。平易なストーリーで心を打つ作品はたくさんあります。要は人間の描き方なのです。作ったような奇抜なストーリーをこねくって非現実的な話になっても、読み手は付いてきません。例え宇宙戦争物でも登場人物が人間なら、心の動きや人間同士の葛藤は大きく変わりませんので。
 次に「あまり人に言いません」に答えます。
 小説のネタを話して聞いてくれる友人がいるのは大変良いことです。人に話すことで物語が整理されて、ひとりよがりの部分が自然に淘汰されます。何度も語ることで物語が練られて、あらすじだけでも完成するでしょう。
 また「現代を舞台にしたほうがいいですか」の答え。
 登場人物が活躍する舞台は千差万別ですよ。古代から中世、近世から現代、未来、宇宙まで。ただしどこでも背景となる時代や国、その国の政治状況、衣服の流行、登場人物の趣味や嗜好はイメージして置くことを勧めます。そういうものがリアリティーとなって行間からそこはかとなく漂うものです。現実感あるデータは、地の文を埋める時に必要です。
 それから「自分は長物書きで連続向き…」
 まず短編を書いてください。だらだらと長編を書いても、力量がなければ始めだけ読んで以下は読みもしません。最後まで読ませる力量のある物書きなら、ここに登場はしないでしょう。短編をきっちりまとめることをお薦めします。

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